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日経平均は99円安でスタート、ソフトバンクGやJALなどが下落


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;25628.73;-99.41TOPIX;1716.21;-4.44


[寄り付き概況]

 19日の日経平均は99.41円安の25628.73円と続落して取引を開始した。前日18日の米国株式相場は続落。ダウ平均は344.93ドル安の29438.42ドル、ナスダックは97.74ポイント安の11801.60ポイントで取引を終了した。
 
 製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスのワクチンの最終分析で有効性が95%に達したと発表、年内にもワクチン実用化の目処が立ったほか、米連邦航空局がボーイングの737マックスの運航停止措置を解除したことが好感され寄り付き後上昇した。しかし、史上最高値付近からは利益を確定する売り意欲も強く下落に転じ、新型コロナ感染拡大でNY市が公立学校を再び閉鎖することを発表すると、引けにかけて下げ幅を拡大した。

 米国株安を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日、国内で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数が初めて2000人を超えたことなどを受け、感染拡大への警戒感が高まっていることに加え、外為市場で1ドル=103円90銭台と昨日15時頃に比べ10銭ほど円高・ドル安に振れていることなどが株価の重しとなった。一方、米ファイザーが、開発中の新型コロナワクチンについて数日以内に米当局に緊急使用許可を申請すると伝えられたことを受け、ワクチン実用化による経済活動正常化への期待感が高まり株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。今日はアララ<4015>がマザーズに上場した。

 なお、取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は8-14日に国内株を2週連続で買い越した。買越額は4225億円だった。

 セクター別では、空運業、鉄鋼、電気機器、不動産業、電気・ガス業などが値下がり率上位、ゴム製品、その他製品、輸送用機器、繊維製品、ガラス土石製品などが値上がり率上位に並んでいる。

 東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、JAL<9201>、ソニー<6758>、日本電産<6594>、村田製<6981>、レーザーテック<6920>、アンリツ<6754>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>、チェンジ<3962>、JR東<9020>、アステラス薬<4503>などが下落。他方、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、シャープ<6753>、ソフトバンク<9434>、エムスリー<2413>、ブイキューブ<3681>、日産自<7201>、ホンダ<7267>、伊藤忠<8001>、SMC<6273>、ZHD<4689>などが上昇している。



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