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日経平均は3日続伸、韓国情勢重しも防衛関連などが強い動き


日米株市場の動向に影響を受けた日経平均は、韓国情勢の不安要素があるものの防衛関連株が強い動きを示し、3日連続で上昇しました。寄付きでは米株市場のハイテク株上昇の流れを受けて日経平均は上昇しましたが、韓国情勢が重しとなり、一時的に下落する場面もありました。しかし、三菱重工やIHIなどの防衛関連銘柄が引き続き買われたことで、大型株が下支えし、最終的には39000円を超える形で取引を終了しました。業種別では、石油・石炭製品や小売などが上昇する一方、銀行や電気・ガスなど公共インフラ系が下落しました。

*16:00JST 日経平均は3日続伸、韓国情勢重しも防衛関連などが強い動き 3日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は76.47ドル安の44705.53ドル、ナスダックは76.96ポイント高の19480.91で取引を終了した。今週予定されている雇用統計の発表を控えた調整が続き、寄り付き後、まちまち。ダウは手仕舞い売りが継続し終日軟調に推移したものの、JOLTS求人件数が労働市場の底堅さを再表明したため景気に楽観的な見方が強まり下げ止まり、終盤にかけて下げ幅を縮小した。ナスダックは携帯端末のアップルやオンライン小売のアマゾンなどが買われ、指数を押し上げ終盤にかけ上げ幅を拡大し連日で過去最高値を更新。相場はまちまちで終了した。

米国株は高安まちまちだったが、ハイテク株上昇の流れを受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄付き後の日経平均は上昇したが、韓国情勢などが重しとなり、昨日の高値39427.37円手前で失速すると上げ幅を徐々に縮め前日比マイナス圏での推移となった。ただ、引き続き三菱重工<7011>、IHI<7013>など防衛関連銘柄が買われるなど大型株しっかりだったことで、39000円割れは回避され、後場は切り返して取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比27.53円高(+0.07%)の39276.39円となった。東証プライム市場の売買高は18億9737万株。売買代金は4兆2927億円。業種別では、小売、その他製品、石油・石炭製品、鉱業、倉庫・運輸関連などが上昇した一方、銀行、電気・ガス、金属製品、陸運、建設などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は19.8%、対して値下がり銘柄は77.8%となっている。

日経平均採用銘柄では、三菱重工、IHIのほか、日本製鋼所<5631>、川崎重工<7012>
などの防衛関連銘柄も買われた。また、月次が材料視されて良品計画<7453>が上昇。ZOZO<3092>、ニトリホールディングス<9843>、サッポロHD<2501>など円高メリット銘柄も買われた。このほか、フジクラ<5803>、ソニーグループ<6758>、レゾナックHD<4004>、ディー・エヌ・エー<2432>、任天堂<7974>などが上昇した。

一方、山手線などの初乗り引き上げを近く申請と報じられたJR東日本<9020>が下落したほか、京成電鉄<9009>、小田急電鉄<9007>など関東私鉄もさえない。また、円高が嫌気されて、SUBARU<7270>、マツダ<7261>、日産自<7201>、ホンダ<7267>など自動車株も弱い。このほか、エーザイ<4523>、ニコン<7731>、DOWAホールディングス<5714>、りそなHD<8308>などが下落した。

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