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日経平均は続伸、買い優勢も上値の重い展開


*15:50JST 日経平均は続伸、買い優勢も上値の重い展開 前日25日の米国株式市場の204.97ドル高(+0.62%)、S&P500は30.64ポイント高(+0.73%)とそれぞれ反発、ナスダック総合指数は121.55ポイント高(+0.93%)と続伸した。中東情勢悪化への警戒感が緩和するなか、10月のPMIが予想を上回ったため成長期待も買い材料になったほか、企業の好決算を好感した買いも目立った。また、長期金利が安定したためハイテク株も強くナスダック総合指数は続伸、終日堅調に推移した米株市場を横目に、日経平均は240.16円高の31302.51円と上昇してスタートした。前日の米株高を引き継いだほか、米長期金利がやや低下したことが東京市場でもハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。また、アジア市況で香港ハンセン指数や上海総合指数が上昇し、米株先物もプラス圏で推移しており、これらも追い風となった可能性がある。ただ、米国および国内企業の決算を控える中、全米自動車労組(UAW)のストや中東情勢など外部環境の不透明感は拭えておらず、大引けにかけて上げ幅を縮小する動きを見せており、結果的に買い一巡後は上値の重い展開となった。

 大引けの日経平均は前日比207.57円高の31269.92円となった。東証プライム市場の売買高は12億6362万株、売買代金は3兆1379億円だった。セクター別では、石油・石炭製品、銀行業、輸送用機器が上昇率上位に並んだ一方で、精密機器、陸運業、水産・農林業が下落率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は59%、対して値下がり銘柄は38%となっている。

 個別では、東エレク<8035>やディスコ<6146>などの一部の半導体関連株が堅調に推移。また、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や郵船<9101>などの海運株が上昇。ほか、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>、ソフトバンクG<9984>、ダイキン<6367>、ソニーG<6758>なども上昇した。想定以上の上方修正がポジティブなインパクトとなった野村マイクロ<6254>や業績予想及び配当予想の修正を発表したリックス<7525>が急騰、サムコ<6387>、ヨシムラフード<2884>が値上り率上位となった。

 一方、レーザーテック<6920>、第一三共<4568>、ニデック<6594>、ファナック<6954>、リクルートHD<6098>などが軟調に推移した。また、想定以上の業績下方修正をネガティブ視されたKOA<6999>や記念配当実施発表もインパクトは限定的だった霞ヶ関キャピタル<3498>が急落。そのほか、Appier<4180>、ファインデックス<3649>、オービック<4684>、FIG<4392>、などが値下がり率上位となった。

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