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日経平均は3日ぶり反落、タカ派なFOMCを嫌気


日経平均は3日ぶり反落。14日の米株式市場でダウ平均は142.29ドル安と3日ぶり反落。利上げ減速期待から買いが先行して始まった。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)で想定通り利上げ幅の0.5ptへの縮小が決定されるも、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派な会見内容やFRBスタッフ予測を受けて来年の利下げ観測が後退、一気に下落に転じる流れとなった。ナスダック総合指数も−0.76%と3日ぶり反落。米国株安を引き継いで日経平均は165.07円安からスタート。一方、根強い利下げ期待などを背景に前日の米債券利回りが全般伸び悩んで長期の年限ではむしろ低下していたことから、寄り付き直後から下げ渋る展開となった。早い時間帯に一時プラス圏にまで回復したが、その後は騰勢一服で、再び下落に転じた。午後もじり下げ基調が続き、終始軟調となった。

 大引けの日経平均は前日比104.51円安の28051.70円となった。東証プライム市場の売買高は9億1376万株、売買代金は2兆2437億円だった。セクターではサービス、電気機器、精密機器が下落率上位となった一方、鉱業、海運、倉庫・運輸が下落率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の45%、対して値上がり銘柄は49%
だった。

 個別では、レーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、SMC<6273>、ベイカレント<6532>、SHIFT<3697>など値がさ株を中心にハイテク・グロース株が軟調。東証プライム市場の値下がり率上位にはSansan<4443>、マネフォ<3994>、メドレー<4480>などの中小型グロース株の代表格が並んだ。Hamee<3134>は業績下方修正が嫌気されて急落した。

 一方、三菱重工<7011>、川崎重工<7012>、IHI<7013>の防衛大手が軒並み大幅高。郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運、三井物産<8031>、三菱商事<8058>、丸紅<8002>の商社、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>の鉱業なども高い。決算を材料にクミアイ化学<4996>、ブラス<2424>、MSOL<7033>が急伸し、中期経営計画を発表したDMG森精機<6141>も大幅高。バイオ燃料製造プラントに関するプロジェクトについて発表しているユーグレナ<2931>も急伸。東証スタンダード市場ではサプライズ決算を材料に山王<3441>がストップ高買い気配のまま終えた。
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