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日経平均は3日ぶりに小幅反落、急ピッチでの戻りから高値警戒感台頭


日経平均は3日ぶりに小幅反落。24日の米株式市場でのNYダウは30ドル高と小幅に3日続伸。引き続き当局による新型コロナウイルスワクチンの正式承認を受けた景気回復期待が支援材料となったほか、原油高や企業の好決算も手伝い終日堅調に推移。ハイテクも強く、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新。米株高を素直に好感した日経平均は36.03円高の27768.13円でスタートすると、そのまま165.62円高の27897.72円まで上げ幅を拡大。ただ、今週に入ってからの急ピッチでの上昇から高値警戒感も台頭しており、香港ハンセンなどアジア市場が伸び悩んだことをきっかけに、前引けにかけて急失速。後場は、手掛かり材料難のなか、27日からの米経済シンポジウム
「ジャクソンホール会議」を見極めたいとの思惑も強まり、前日終値水準から上下50円ほどの狭いレンジでのもみ合いが続き、引けにかけてやや失速した。

 大引けの日経平均は前日比7.30円安の27724.80円となった。東証1部の売買高は9億1254万株、売買代金は2兆1187億円だった。セクター別では小売業、パルプ・紙、化学などが下落率上位に並んだ一方、鉄鋼、輸送用機器、鉱業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は全体の48%、対して値上がり銘柄は全体の46%であった。

 個別では、前日の米株市場を映した動きから資源関連株が買われる展開となり、INPEX<1605>、DOWAHD<5714>、三井金属<5706>などが上昇。日本製鉄<5401>は鋼材卸売り価格の下期からの値上げ報道が、JFEHD<5411>は証券会社による業績上方修正などがそれぞれ追加の刺激材料に。また、UACJ<5741>は、ダイキン<6367>が主力のエアコンに使用する素材を銅からアルミニウムに切り替える方針との報道が追加支援材料に。開発中の新型コロナワクチンの進展を受けて塩野義<4507>が大幅高で年初来高値を更新。そのほか、住宅省エネ改修への公金補助の報道を手掛かりに土屋HD<1840>、証券会社による目標株価引き上げが観測された大真空<6962>などがそれぞれ急伸した。

 一方、公募・売出実施による希薄化や需給悪化懸念からコロワイド<7616>が急落し値下がり率トップに。業績上方修正を発表も出尽くし感が優勢となった内田洋行<8057>は朝方は買いが先行したものの伸び悩んで反落。8月既存店売上高が前年同月比で18.5%減となったニトリHD<9843>は窓を開けて大きく下落。そのほか、ジェイリース<7187>、グローブライド<7990>、名村造船所<7014>などが値下がり率上位に並んだ。

 主力株では、トヨタ<7203>やデンソー<6902>のほか、第一三共<4568>、ベイカレント<6532>、ファナック<6954>、ZHD<4689>、ヤマハ発動機<7272>、楽天グループ<4755>
などが堅調だった一方、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、村田製<6981>、キーエンス<6861>、三菱UFJ<8306>などが軟調だった。
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