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日経平均は反落、円安一服で上値重く


日経平均は反落。15日の米国市場ではNYダウなどの主要株価指数が連日で最高値を更新したものの、円相場は1ドル=115円手前で円安一服となり、本日の日経平均は6円安でスタートした。寄り付き後は小幅安水準でのもみ合いが続いていたが、上値の重さや手掛かり材料の乏しさが意識され、前場後半に一時19260.24円(前日比177.74円安)まで急速に値を崩す場面があった。下値では押し目買いが入り下げ渋ったが、後場の日経平均はおおむね19300円台で軟調もみ合いとなった。

大引けの日経平均は前日比90.45円安の19347.53円となった。東証1部の売買高は20億2794万株、売買代金は2兆2549億円だった。業種別では、パルプ・紙、電気・ガス業、水産・農林業が下落率上位だった。一方、保険業、石油・石炭製品、ゴム製品が上昇率上位だった。

個別では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、みずほ<8411>などが小安く、ソニー<6758>、KDDI<9433>、楽天<4755>も軟調。ファーストリテ<9983>が3%近く下落し、指数の押し下げ役となった。東証2部への降格見通しなどが報じられた東芝<6502>は3%安と3日続落。ANA<9202>は引け後に記者会見を開くと伝わり一時7%安まで下げ幅を広げた。また、埼玉の物流センターで火災が発生したアスクル
<2678>や、SBSHD<2384>、シーズHD<4924>などが東証1部下落率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>が小高く、任天堂<7974>や東京海上
<8766>は堅調。洋ゴム<5105>は引き続き決算を受けて大きく買われた。また、U−NEXT<9418>、ローツェ<6323>、インベスターC<1435>などが東証1部上昇率上位となった。


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