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日経平均は反落、引き続きエヌビディア決算待ちで売買手控え


日経平均株価は38242.35円で取引を終え、前日比172.08円安となりました。主な要因は、ウクライナ・ロシア戦争の深刻化や米国市場の不安定に加え、エヌビディアの決算発表を控えて様子見姿勢が強まっているためです。取引量も限定的で、プライム市場の売買代金は2兆円台に届きませんでした。 業種別では、保険や鉱業、空運、銀行が下落しましたが、小売や電気・ガス、サービスは上昇しました。個別銘柄では、SOMPOや7&iHD、ソニーグループが買われ、上昇が見られます。一方、東京海上をはじめいくつかの保険銘柄は大幅安となりました。為替も方向感に乏しく、1ドル154円後半で推移しています。 米国市場の変動や企業決算待ちが影響し、後場も積極的な売買は控えられる見通しです。

*12:10JST 日経平均は反落、引き続きエヌビディア決算待ちで売買手控え  日経平均は反落。前日比172.08円安(-0.45%)の38242.35円(出来高概算8億3000万株)で前場の取引を終えている。

 19日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は120.66ドル安の43268.94ドル、ナスダックは195.66ポイント高の18987.47で取引を終了した。ウクライナ・ロシア戦争の深刻化懸念に売りが加速し、寄り付き後、大幅安。低調な住宅着工件数を受けて成長懸念も浮上しダウは続落し終日軟調に推移した。一方、ナスダックは半導体エヌビディアの決算への期待や長期金利の低下で上昇に転じ、終盤にかけ上げ幅を拡大し、まちまちで終了。

 米国市場が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。
日経平均は前日終値水準でスタートした後は、下げ幅をやや広げる場面も見られたが、売り一巡後は下げ渋る展開となった。引き続き今晩のエヌビディア決算発表を前に様子見姿勢は強まっており、積極的な売買は手控えられ、プライム市場の売買代金は2兆円台に届かなかった。

 日経平均採用銘柄では、通期予想を上方修正したものの、政策株式売却益を除いたベースでの利益は実質下方修正だったことから東京海上<8766>が大幅安となったほか、MS&AD<8725>、T&Dホールディングス<8795>も売られた。このほか、京王電鉄<
9008>、日産自<7201>、マツダ<7261>、スクリーンHD<7735>、バンナムHD<7832>などが下落した。

 一方、好業績のほか配当予想の上方修正や期待以上の自社株買い発表でSOMPO<8630>が買われて上場来高値を更新。また、創業家が今年度中に買収が完了すると報じられたことで7&iHD<3382>が買われ年初来高値を更新したほか、KADOKAWA<9468>の買収協議に入ったと報じられたソニーグループ<6758>も上昇。このほか、コニカミノルタ<4902>、ニデック<6594>、IHI<7013>、日本製鋼所<5631>などが買われた。

 業種別では、保険、鉱業、空運、銀行、その他金融などが下落した一方、小売、繊維、電気・ガス、サービス、その他製品などが上昇した。

 ランチタイムの為替は1ドル154円後半で推移しているが、為替も方向感に乏しく、株式市場への影響は限定的となっている。後場の東京市場も米エヌビディア決算発表待ちで積極的な売買は手控えられよう。ソニーグループや7&iHD、KADOKAWAなど既に材料が出ている銘柄にのみ関心が向かい、日経平均は38300円水準でのもみ合いを想定する。
<AK>
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