日経平均は続落、需給下支えから需給悪を意識する頃合い、オーバーキル懸念も一段と
29日の米株式市場ではNYダウが82.32ドル高と3日ぶり反発。個人消費の大幅な引き下げを要因に1-3月期国内総生産(GDP)の確定値が予想外に下方修正されたことで、序盤は景気後退懸念が強まった。ただ、欧州中央銀行(ECB)の年次フォーラムで連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が企業や家計の財務状況の強さを強調すると警戒感が後退。加えて、ドイツの6月消費者物価指数(CPI)の伸びが予想外に鈍化し、米長期金利が低下したことも投資家心理を改善させた。ナスダック総合指数は-0.03%
とほぼ横ばい。方向感に欠ける展開だった米株市場を引き継いで、日経平均は51.32円安と小甘くスタート。ただ、ダウ平均先物が軟調に推移するなか下げ幅を広げる動きが続き、前場後半には一時300円近く下落した。
個別では、米半導体大手AMDのレーティング格下げを背景にフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が-2.2%と大幅に下落したことを嫌気し、スクリン<7735>、アドバンテスト<6857>の半導体関連が大幅安。ソニーG<6758>、村田製<6981>、ファナック<6954>、ローム<6963>などのハイテク株も大きく下落。景気後退懸念から川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の海運のほか、INPEX<1605>、石油資源開発<1662>、日本製鉄<5401>、信越化<4063>なども安い。外資証券によるレーティング格下げを受けてトレンド<4704>も売られた。
一方、ダブル・スコープ<6619>が大幅に続伸し年初来高値を更新。OLC<4661>、JR東
<9020>、第一三共<4568>、パンパシHD<7532>などの内需・ディフェンシブ銘柄の一角が高い。主力処では東レ<3402>が大幅高で年初来高値を更新。子会社のアリババグループ会社とのマスターライセンス契約締結が好感されたサンリオ<8136>や、業績予想の上方修正と自社株買いが手掛かりとなったサニーサイド<2180>はそれぞれ急伸し、東証プライム市場値上がり率上位に並んだ。オイシックス・ラ・大地<3182>との業務提携が好感されたシダックス<4837>はストップ高買い気配で終えており、オイシックスも買われた。自社株買いを発表したDeNA<2432>が大きく上昇し、国内証券によるレーティング格上げを受けてPI<4290>が急伸している。
セクターでは鉱業、その他金融、石油・石炭が下落率上位となった一方、繊維製品、陸運、建設が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は36%となっている。
日経平均は心理的な節目の26500円を前に下げ渋っているが、27000円前後に並ぶ主要移動平均線に上値を抑えられる形で大きく失速する展開となっている。前日の米株市場は今晩に発表される6月個人消費支出(PCE)コアデフレーターを前に様子見ムードが強かったとはいえ、終日動意に乏しい展開。年金基金によるリバランス(資産配分の再調整)目的の買いを背景とした月末にかけての上昇期待も萎んでしまいかねない程の弱さに見えた。国内でも、今日が需給面ではピークとの指摘も聞かれている。
今晩に発表予定の米6月PCEコアデフレーターは前年比での伸びが3カ月連続で鈍化することが予想されている。予想通りとなれば、前日の6月ドイツCPIの結果に続く形で、インフレピークアウト期待が一時的に高まり、短期的には買いに弾みがつく可能性もある。
しかし、月替わりで7月に入れば、需給面での下支えがなくなるうえ、7月8日には国内の株価指数に連動するパッシブ型の上場投資信託(ETF)の配当金支払いが集中している。分配金捻出に伴う換金売りで現物株・先物を併せて1兆円程の売りが出ると想定されている。8日には米6月雇用統計が控えており、ただでさえ神経質になりやすい。
この需給悪化のイベントを見据えて来週前半からは早くも売りが強まってくる可能性に注意したい。
前日のECBの年次フォーラムでは、パウエルFRB議長は米経済について家計と企業の財務状況は力強い状態にあり、堅調な労働市場を維持しながらインフレを2%に低下させる経済の軟着陸(ソフトランディング)は可能だとの見解を繰り返した。ただ、一方で同時にその達成はかなり厳しいとも認めた。また、積極的な利上げが経済を過度に減速させるリスクはあるものの、高インフレが持続し、消費者のインフレ期待を制御できなくなるリスクの方が大きいとも指摘しており、景気よりもインフレ抑制を重視する姿勢を改めて示した。
さらに、クリーブランド連銀のメスター総裁も同様の見解を示したうえ、政策金利を年内に3.0~3.5%へ引き上げ、来年には「4%を若干上回る」水準が望ましいとも述べたという。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表された政策金利見通しでは、
2023年末の政策金利は3月時点での2.8%から3.8%へと大幅に引き上げられていたが、メスター総裁の言及した4%はこれを更に上回る水準。FRBは積極的な利上げを通じて需要を抑え込み、何がなんでもインフレを抑えたいと考えているようだ。オーバーキルへの懸念はますます強まるばかりで、相場の不安定な状況は長期化しそうだ。
後場の日経平均は冴えない展開か。今晩の米株市場では米6月PCEコアデフレーターに加え、半導体大手マイクロン・テクノロジーの決算も予定されている。これらの結果の影響力はかなり大きいと想定され、イベント前に押し目買いは入りにくいと推察する。
(仲村幸浩)
<AK>
吉原光夫、生田絵梨花ら「レ・ミゼラブル」キャストが帝国劇場クロージング公演で思いを回想
【favs】補水発想のオイルケアをかなえるオイルミストが登場♪
NTTデータとキナクシス、サプライチェーン近代化の変革に向け提携
全22製品の無期限または1年間ライセンスが無償配布される AOMEI クリスマスプレゼントキャンペーン!
TENGAとジェンダーレスアンダーウエアブランド「Bushy Park」がコラボ♡
ブライトコーブ、主要マーテックソリューションと戦略的に提携しグローバルな顧客拡大と価値提供を促進
キナクシス、次世代のサプライチェーン革新者育成に向けた4万ドルの学術奨励金を発表
【12月21日生まれの著名人】片岡鶴太郎、神田正輝、恵俊彰、本木雅弘ら
長谷川慎✕古屋呂敏 ハグルーティーンを披露!ドラマ再編集版にはカットされたキスシーンも!『恋をするなら二度目が上等~special edition~』公開記念イベントレポ
佐々木麟太郎が26年MLBドラフト候補ランクで全米24位にランクイン、一塁手では最上位
高橋ジョージ「やっぱりお縄だよ」新曲の印税引き出したら銀行の態度が…その後に残高見て仰天
「普通は即死」渡辺香津美、危篤状態から在宅療養に 妻「生きていてさえくれれば…」
粗品がバッサリ「おじさんパーカー騒動」の27歳女性脚本家を“ひと言”で介錯
上沼恵美子に「番組ナメてはりません?」ブチ切れされた大物俳優が「君は…」
北九州中学生2人死傷 近くに住む40代男性を殺人未遂容疑で逮捕
さらば・森田、『ラヴィット』で放送禁止用語の大失言!麒麟・川島が即謝罪もブチ切れ
中川翔子「加害者を守る必要なんかない」 北九州・中学生殺傷事件では容疑者報道めぐり物議
特殊捜査係20人が窓ガラス割り突入、容疑者確保 中学生2人殺傷
二宮和也、45歳女性タレントに打ち合わせでの悪い態度を暴露され「何であいつ来るんだよ」恨み節
ベラルーシで日本人2人目の拘束 日本大使館が現地報道を事実と確認
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
浜崎あゆみ、バスト丸見えの投稿にネット騒然「巨乳すぎて不自然」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
中山美穂さんが“一番心を許していた親友”は男性芸人「つらすぎるけど泣かないように頑張ります」
高橋ジョージ「やっぱりお縄だよ」新曲の印税引き出したら銀行の態度が…その後に残高見て仰天
千円札に込めた奇跡!明石家さんまが30年間大切にした「ラブレター」に感涙
クロちゃんを騙した「レイちゃま(小林レイミ)」の現在が別人すぎると話題に
飯島直子「いつみんなに言おうか…」別れを報告「お空へ旅立ちました」
まるで別人?浜崎あゆみのFNS歌謡祭での姿に驚きの声
54歳急死の中山美穂さん自宅に妹、中山忍の姿 報道陣に深々と頭下げる
吉原光夫、生田絵梨花ら「レ・ミゼラブル」キャストが帝国劇場クロージング公演で思いを回想
NY為替:【NY午前外為概況】ドル・円は156円11銭から156円80銭で推移
【favs】補水発想のオイルケアをかなえるオイルミストが登場♪
全22製品の無期限または1年間ライセンスが無償配布される AOMEI クリスマスプレゼントキャンペーン!
NTTデータとキナクシス、サプライチェーン近代化の変革に向け提携
NY為替:ドル・円は156円28銭まで下落
TENGAとジェンダーレスアンダーウエアブランド「Bushy Park」がコラボ♡
ブライトコーブ、主要マーテックソリューションと戦略的に提携しグローバルな顧客拡大と価値提供を促進
キナクシス、次世代のサプライチェーン革新者育成に向けた4万ドルの学術奨励金を発表
【12月21日生まれの著名人】片岡鶴太郎、神田正輝、恵俊彰、本木雅弘ら