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日経平均は下落、マザーズ弱含みも中小型株中心の物色に向かいやすい


 日経平均は下落。前週末比114.02円安の22751.13円(出来高概算5億3000万株)で前場の取引を終えた。米国によるカナダとの通商交渉を見極めたいとの思惑や中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げへの警戒感等から、利食い優勢の相場展開となっている。
円相場が1ドル110円台後半と円高に振れて推移していることも手掛けづらくさせているようである。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い優勢で始まると、その後22727.67円まで下げ幅を広げる局面もみられた。ただし、積極的に売り込む流れにもならず、日経平均は先週末の価格レンジ内でのこう着をみせている。

 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割を超えている。セクターでは、非鉄金属、不動産、パルプ紙、ガラス土石、金属製品が軟調。半面、空運、水産農林、小売、倉庫運輸、情報通信、食料品が小じっかり。指数インパクトの大きいところでは、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、京セラ<6971>、ファナック<6954>が重石となる一方で、ファーストリテ<9983>、キッコーマン<2801>、KDDI<9433>が下支える格好。

 日経平均は利食い優勢ながらも、売り一巡後は底堅さが意識されている。3日の米国市場はレーバー・デーの祝日で休場となることもあり、海外勢のフローは限られている状況であろう。この流れを受けてややディフェンシブ寄りの物色となっているほか、個人主体の中小型株物色も限られているが、一部の銘柄に短期筋の値幅取り狙いの資金が集中する格好であり、それ程地合いの悪さは感じられない。また、外部要因を見極めたい状況の割には底堅さが意識されるといったところである。

 本日は相対的にマザーズの弱さが目立っているが、明日も海外勢の資金流入は限られると考えられるため、中小型株中心の物色に向かいやすく、動きの強い中小型株には資金が集中しやすい。また、サンバイオ<4592>の強い値動きが意識されるなか、低位のバイオ株への関心も高まりやすいところであろう。


<AK>

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