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日経平均は3日続伸、メジャーSQや米朝会談を控えて上値重い


 日経平均は3日続伸。51.57円高の22591.11円(出来高概算6億6704万株)で前場の取引を終えている。5日の米国市場では、前日の株価上昇を受けて利益確定の動きが広がる一方で、最高値を更新した米マイクロソフトや米アップルを中心にIT関連株への買いが続き、小幅な値動きに終始する展開となった。中国政府が、米政府が関税方針を撤回する見返りに700億ドル相当の米農産物・エネルギー購入を提案するなど、貿易摩擦問題を巡る米中間の緊張緩和が好感された。5日のシカゴ日経平均は大証比5円安の22515円で引けており、そちらにサヤ寄せする格好から本日の東京市場では売りが先行した。その後は、ファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>などの値がさ株が上げ幅を拡大し、日経平均はプラスに転じている。

 日経平均は本日も続伸したが、東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、約半数を占めた。業種別では、前週末までの1週間で3%を超える下落率となった非鉄金属、海運業、ゴム製品などに自律反発の動きがみられている。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ、ソフトバンクG、KDDI<9433>などが上昇。

 米国市場のハイテク株上昇を背景にSOX指数も3月12日に付けた年初来高値を射程に捉えた推移となるなか、東京市場でもソニー<6758>や京セラ<6971>のほか、ソフトバンクGなどの堅調推移が日経平均をけん引する格好に。しかし、25日移動平均線の位置する22500円台が上値抵抗線として働く展開が続いている。

 来週12日で調整中の米朝首脳会談開催に現実味が増すなか、週末8日には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)も控えており、SQ週の半ばは荒れやすいというアノマリーも相まって明確な方向感は出にくいとみられる。全体としては、インデックスに絡んだ商いが中心になりやすいほか、メルカリ<4385>やZUU<4387>といった注目度の高いIPOのブックビルディング(BB)が週初から開始されており、換金売りの思惑から中小型株には利益確定の動きが出やすいとの見方がある。物色としては、直近でリバウンドをみせているセクターや材料の出ている主力大型株に資金が集まりやすいだろう。
(雲宮 祥士)


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