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日経平均は小幅上昇、ソフトバンクGの動向次第といったところ


 日経平均は小幅に上昇。2.43円高の22541.55円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。3日の米国市場は雇用統計が予想を下回ったが、ISM非製造業景況指数や製造業受注指数が予想を上振れたことでNYダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は22600円に乗せるなか、これにサヤ寄せする格好から、日経平均は年初来高値を更新して始まった。

 こう着感が強まっているが、前場半ばには一時22644.68円まで上げ幅を広げたが、前引けにかけてはじりじりと上げ幅を縮めており、一時下げに転じる場面もみられた。セクターでは鉱業、海運、サービス、輸送用機器、倉庫運輸が上昇。一方で、非鉄金属、鉄鋼、銀行、その他金融、パルプ紙が冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、過半数を占めている。

 日経平均は高値圏でのこう着となっており、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、アサヒ<2502>、信越化<4063>が堅調。一方で、ソフトバンクG<9984>が大幅に下落しており、日経平均の重しになっている。その他は売り買いが交錯しているため、指数インパクトの大きい、値がさ株、特にソフトバンクGの動向次第といったところであろう。ソフトバンクGはスプリントの統合問題が売りにつながっているが、決算を控え、いったんは利益確定といった流れになっているようである。ただし、25日線に接近しており、これが支持線として意識されるようだと、日経平均の底堅さにもつながろう。

 一方でTOPIXはマイナスで推移している。日銀のETF買い入れへの思惑につながる可能性があり、これが結果的に日経平均を下支えすることになりそうだ。
(村瀬智一)


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