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日経平均は反落も5日線レベルでの底堅さ意識される


 日経平均は反落。78.15円安の21933.52円(出来高概算8億8000万株)で前場の取引を終えている。米株が下落し、投資家の運用リスクを取る姿勢がやや後退した。円相場がやや円高に振れて推移していることも手掛けづらくさせている。ただし、金融政策決定会合で大規模緩和の継続が見込まれるなか、下を売り込む流れにはならず、5日線処での底堅さが意識される。

 指数インパクトの大きい処では、ソフトバンクG<9984>、花王<4452>、ファーストリテ<
9983>が軟調となり、ソフトバンクGの1社で日経平均を約57円押し下げている。一方で、TDK<6762>、日東電<6988>、デンソー<6902>、ファナック<6954>、アルプス<6770>などハイテク株が下支えする格好。セクターではその他製品、海運、倉庫運輸が堅調。半面、ゴム製品、銀行、情報通信が冴えない。

 日経平均はソフトバンクGの下落影響が大きいが、5日線レベルでの底堅さが意識されている。日銀の金融政策決定会合では大規模緩和を継続するとの見方からサプライズはないだろうが、金融緩和の持続は評価されよう。これまでインデックス主導の上昇が続いていたこともあり、押し目待ちの投資家も多いと考えられ、下値の堅さは意識されやすいと考えられる。

 後場は日銀のETF買い入れが意識されやすく、これも心理的な下支えとなるだろう。また、任天堂<7974>が強含みの展開となるなど、業績相場に移行してきている点も、良好な需給環境の表れだろう。マザーズは反落となるも小幅な下げにとどまっており、出遅れ修正が意識される。日経平均の5日線の攻防を睨みつつ、決算材料や出遅れ銘柄への物色に。
(村瀬智一)


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