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日経平均は続伸、米長期金利の上昇や円安を好感し年初来高値更新


 日経平均は続伸。157.45円高の20558.23円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えた。2015年8月19日以来の20500円を回復している。2日の米国市場は上昇し、NYダウは最
高値を更新している。トランプ政権が公表した税制改革案の実現期待から投資家心理が改善するなか、予想を上振れた9月ISM製造業景況指数や米長期金利の上昇が好感された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の20470円となり、これにサヤ寄せする格好から、寄付き直後には9月21日につけたザラバ高値(20481.27円)を突破した。その後もじり高基調が続いており、前場半ばには20500円に乗せている。

 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1000を超えており、過半数を占めている。セクターでは、不動産、倉庫運輸、水産農林、電気機器、医薬品、非鉄金属が堅調。半面、鉱業が軟調なほか、石油石炭、パルプ紙、金属製品、化学が小安い。指数インパクトの大きいところではファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、日東電工<6988>が日経平均をけん引。

 日経平均は足元のもち合いレンジであった20250-20450円処を突破してきた。米長期金利の上昇や円相場が1ドル113円に乗せてきたこともあり、インデックスに絡んだ商いを中心に上げ幅を拡大させてきている。一方で、個人主体の中小型株については高安まちまちであり、JASDAQ平均は小幅な上昇にとどまっており、マザーズ指数についてはマイナス圏での推移となっている。

 ただし、商い自体は膨れておらず、指値状況の薄いところを指数インパクトの大きい値がさの一角が日経平均を押し上げているようである。後場もインデックスに絡んだ商いが中心になりそうだが、20500円処でのこう着が続くようだと、次第に中小型株にシフトしてくる可能性はありそうだ。
(村瀬智一)


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