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日経平均は反落、中小型株が底堅ければ、センチメントは悪化せず


 日経平均は反落。63.72円安の19992.17円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。小幅に続伸して始まった後は、前日終値を挟んでの攻防となった。戻り売りが次第に意識されるなか、日経平均は節目の20000円を下回っての推移となっている。ただし、米ハイテク株上昇の流れから、東エレク<8035>、TDK<6762>、ソニー<6758>、アドバンテスト<6857>などハイテク株が上昇。また、足元で調整が強まっている新興市場の中小型株へのリバウンドに向かわせている。

 セクターでは水産農林、鉄鋼、鉱業、その他製品が小じっかり。一方で精密機器、海運、保険、不動産、金属製品、医薬品、情報通信、卸売が冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。

 日経平均は節目の20000円を下回っており、再び5日線、25日線などを割り込んでいる。
もち合いレンジでのこう着が長期化しており、戻り売り圧力の強さは想定内ではあるが、手がけづらさが窺える。また、決算発表がピークを迎えているほか、週末3連休となることも、積極的な売買を手控えさせているようだ。

 一方で、米ハイテク株の上昇の流れから、新興市場の中小型株に自律反発の動きがみられていることは、安心感につながる。自律反発の域は脱せないだろうが、マザーズ指数は調整一巡感が意識される水準まで下げていたこともあり、踏ん張りをみせておきたいところ。日経平均がこう着ながらも、中小型株が底堅い動きをみせてくるようであれば、センチメントは悪化しないだろう。
(村瀬智一)


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