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日経平均の底堅さよりも中小型株の利食い加速を警戒


 日経平均は反発。34.23円高の19959.41円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えた。米国市場が高安まちまちの流れの中、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。ただし、月初に伴うファンドの資金流入への思惑のほか、日東電<6988>など決算評価の動きもみられ、日経平均はプラス圏を回復すると、その後一時19999.46円と、節目の2万円にあと一歩に迫る場面もみられた。

 ただ、2万円接近で戻り待ちの売り圧力も意識されており、こう着感の強い相場展開が続いている。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、電気機器が軟調。半面、空運、陸運、保険がしっかり。

 日経平均は5日線に上値を抑えられているものの、2万円近辺での底堅さが意識されている。決算評価の動きも随所でみられており、地合いの悪さは感じられていない。一方で、中小型株の弱さが目立っている。マザーズ指数は直近安値水準を割り込んだことから、利益確定の動きが強まってきている。

 日経平均はインデックスに絡んだ需給要因が支えているとなると、需給が通過する明日以降の不安感にもつながりそうである。米FANG銘柄を中心にハイテク株への利食いもみられるなか、これまで強い動きが続いていた中小型株の一角には、利益確定の流れが加速する可能性もありそうだ。
(村瀬智一)


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