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日経平均は続落、個人主体の中小型株が中心に


 日経平均は続落。172.46円安の19927.29円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。21日の米国市場ではゼネラル・エレクトリックの決算内容が嫌気されたほか、原油相場の下げの影響もあり、利益確定の流れとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の19980円、円相場は1ドル111円10銭辺りと円高に振れて推移しており、これにさや寄せする格好から売りが先行。その後、前場半ばには一時19901.88円まで下げ幅を広げる場面もみられている。

 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、繊維、鉄鋼のみが小幅に上昇しており、保険、その他製品、ゴム製品、石油石炭、陸運、銀行、倉庫運輸、証券、金属、医薬品の弱さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、花王<4452>、東エレク<8035>、KDDI<9433>が重石に。

 日経平均はマドを空けての下落となり、直近の安値水準での攻防となっている。ボリンジャーバンドでは-2σ水準であり、一先ず下げ渋りが意識される水準。また、一目均衡表では雲上限レベルまで下げてきており、こちらも下げ渋りが意識されやすい水準であろう。一方で、米国ではロシアとの関係をめぐる疑惑が絶えず政権運営は安定しないなか、米政権への不透明感が懸念されている。円相場は111円処での推移と円高傾向にあり、押し目買いも入れづらい状況である。

 その中で、決算を手掛かりとした物色のほか、新興市場の中小型株への物色に向かっており、個人の物色意欲の強さが窺える。日経平均が下げ渋りをみせている状況下では、個人主体の中小型株が中心になりそうだ。ただし、日経平均が一段安となるようだと、さすがに中小型株からも資金流出が警戒される面はある。
(村瀬智一)


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