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日経平均は小幅反発、日欧金融政策の結果を見極め


 日経平均は小幅に反発。21.58円高の20021.49円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。18日の米国市場はゴールドマン・サックスの決算が嫌気される一方で、ハイテク株選好の流れとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の19970円。円相場は1ドル111円台に入るなど円高が重石となり、売り先行で始まっている。ただ寄付き直後につけた19947.26円を安値に、じりじりと下げ幅を縮めており、節目の2万円を回復して上昇に転じている。

 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターではその他製品、水産農林、空運、情報通信が上昇。半面、海運、輸送用機器、その他金融、証券が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、花王<4452>、アステラス薬<4503>、KDDI<9433>、コナミHD<9766>が堅調。半面、ファナック<6954>が重石に。

 日経平均は前日終値を挟んでのこう着ではあるが、2万円を上回っての推移をみせており、下値の堅さが意識される。金融政策決定会合については、サプライズはないとみられるが、7日に2月以来約5カ月ぶりの10年国債の指し値オペを通知しており、期待は高まりやすい半面、失望には警戒する必要がありそうだ。

 一方で、20日に欧州中央銀行(ECB)が金融政策を決定し、ドラギ総裁が記者会見する。
ECB理事会では金融緩和策で続けてきた資産買い入れについて、段階的に縮小して行く方針がコンセンサス、ドラギ総裁会見での発言が、円安を後押しする可能性はある。そのため明日の日銀の金融政策決定会合、ドラギ総裁会見の内容を見極めたいところであろう。
(村瀬智一)


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