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日経平均は反落、物色は個人主体の中小型株に向かいやすく


 日経平均は反落。63.10円安の20132.38円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えた。為替市場でドル円が1ドル113円台半ばとやや円高に振れて推移するなか、前日の上昇に対する利益確定の流れが先行した。ただし、引き続き下値の固さが意識されるなか、日経平均は20100円台をキープしており、日中値幅は50円弱と狭いレンジでの取引となった。

 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは鉱業、金属製品、海運、機械、化学がしっかり。半面、銀行、その他金融、石油石炭、食料品、空運、建設が小安く推移している。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ユニファミマ<8028>、東エレク<8035>、TDK<6762>が重石に。

 日経平均は、利食い先行後は狭いレンジでの取引が続いており、5日、25日線を上回っている。米国では「ロシアゲート」問題で大統領の長男にも疑惑が波及してきたことが重石となるが、一方で地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表されるほか、イエレンFRB議長が下院金融委員会で証言を行う予定である。先週の米雇用統計は、FRBが予定通り年内3度目の利上げを行う後押しになるとみられており、ベージュブックやイエレンFRB議長証言を受けて利上げ観測が高まる可能性もあり、これを見極めたいとのムードも強いだろう。

 そのため後場もこう着ながらも底堅い相場展開が続くとみられる。物色は個人主体の中小型株に向かいやすく、個別に材料の出ている銘柄のほか、ゲームや自動運転車といったテーマ株での値幅取り狙いになりそうだ。
(村瀬智一)


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