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日経平均は大幅下落、センチメント悪化も「FANG」銘柄の調整は想定内、押し目拾いのスタンス


 日経平均は大幅に下落。219.42円安の20000.88円(出来高概算9億4000万株)で前場の取引を終えた。29日の米国市場では、FRBによるストレステスト(健全性審査)で大手銀行すべてが合格したことで金融株を中心に上昇したものの、ハイテク株への売りが上げ幅を打ち消す格好となった。これまでリード役であった、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット(グーグル)の「FANG」銘柄の利益確定の流れが、センチメントに影響している。

 利食い優勢の展開から日経平均は一時19946.51円と節目の2万円を下回る場面をみせている。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターではその他製品、食料品、水産農林、精密機器、情報通信、証券、サービス、電気機器が軟調。半面、鉱業、鉄鋼、銀行、保険が小じっかり。

 「FANG」銘柄から金融セクターへの資金シフトは想定されていた流れであり、中期トレンドでは方向性は変わらないだろう。ただし、世界のハイテク株をけん引していた「FANG」銘柄については過熱警戒感が高まっていたこともあり、引き続き利益確定の流れは警戒しておく必要がありそうだ。週末要因から弱含みの展開になりそうだが、スタンスとしては押し目拾いとなろう。

 また、後場は日銀のETF買い入れが需給の下支えとなろう。日経平均の2万円固めとなれば、中小型株には個人の押し目拾いの動きがみられてくる可能性がある。
(村瀬智一)


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