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日経平均は続落、25日線の攻防、物色はリバランス中心


 日経平均は続落。86.06円安の19797.46円(出来高概算9億9000万株)で前場の取引を終えている。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想通り政策金利が引き上げられた。イエレンFRB議長の会見内容も概ね想定内だった。一方で、原油先物相場が下げているほか、ハイテク株の戻りが続かなかったこともあり、イベント通過とは言え不安定な展開に。ワシントン郊外で共和党下院議員が負傷する銃撃事件が発生したことも、手控え要因となった。

 続落で始まった日経平均は、その後急速に切り返すなか、一時19963.36円まで上げ幅を広げる場面もみられた。しかし、2万円には届かず、急速に値を消すなかで支持線として意識されていた25日線を再び下回ったことで売り圧力が強まり、19800円を割り込んできている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。
セクターではその他製品、空運、建設、水産農林がしっかり。一方で、ゴム製品、保険、鉄鋼、石油石炭、海運が冴えない。

 日経平均は支持線として意識されていた25日線を割り込んでおり、利益確定の流れが強まりやすい。セクターで上昇しているところをみても、強いトレンドが継続しているほか、信用倍率が1倍を下回る売り長の状況など、需給妙味の大きい銘柄やセクターに、買い戻しの動きが出ているといったところである。

 リバランス中心のなか、積極的に上値を取りに行く参加者は限られているようである。
ハイテク株が冴えないなか、金融へのシフトも期待しづらく、物色対象が定まらない状況でもあろう。中小型株についてもまちまちの展開になってきており、材料のある銘柄に商いが集中する一方で、動きの鈍い銘柄からは資金の逃げ足が速い。
(村瀬智一)


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