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日経平均は大幅続伸、インデックス主導で一気にシグナルが好転


 日経平均は大幅に続伸。349.49円高の19795.19円(出来高概算11億8000万株)で前場の取引を終えた。5日の米国市場では雇用統計の結果を受けてNYダウは反発。終値では3月3日以来、2ヶ月ぶりに21000ドルを回復している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比(2日)225円高の19705円となり、これにサヤ寄せする格好から買いが先行。また、フランス大統領選の決選投票は、欧州連合(EU)の強化を訴える中道系独立候補のマクロン氏が勝利した。予想通りの結果ではあるが、EUの安定への期待から評価材料となった。

 19700円を回復して始まった日経平均は、その後もじり高基調となり、19800円を回復する場面をみせている。19800円処では戻り売りなども意識されているようであり、強弱感が対立している。セクターでは33業種全てが上昇しており、鉱業、空運、保険、石油石炭、化学、サービス、建設、不動産、証券、電気機器が強い。東証1部の値上り数は1800を超えており、全体の9割を占める全面高商状となっている。

 日経平均は買い先行で始まった後もじり高基調が続いており、年初からのもち合いレンジの上限を突破してきている。利食いも出やすい状況であろうが、一方でショートカバーも強まりやすく、強弱感が対立しやすい。ただし、現時点ではこれまでの抵抗線を上回っての推移が続いており、支持線として意識されてくることで一気にシグナルが好転してくる。今週は決算発表がピークとなることから決算を見極めたいとの模様眺めムードが次第に強まると考えられるが、需給状況が改善されるなか、決算通過後のアク抜けが意識されてきそうだ。

 物色はインデックス主導の展開となっており、指数インパクトの大きい値がさ株のほか、主力大型株に向かっている。全面高商状であるが、きょうのところは中小型株にはシフトしづらいだろう。
(村瀬 智一)


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