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日経平均は続落、中小型株物色も中心となる銘柄やテーマの出現が待たれる


 日経平均は続落。67.80円安の19312.07円(出来高概算10億4000万株)で前場の取引を終えた。小幅に反発して始まったが、その後は下げ幅が100円を超える場面もあるなど、売り優勢の展開となっている。注目された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、短期金利の「かなり早期」の引き上げが見込まれていることが明らかになった。早ければ3月14日・15日に開催される次回のFOMCで利上げについて検討する可能性が示唆された。しかし、3月利上げ観測が高まるなか、円相場は113円台前半での推移と反応は限られており、手控えムードにつながっている。

 セクターでは空運、鉱業、倉庫運輸、食料品、医薬品、卸売がしっかり。半面、銀行、証券、非鉄金属、鉄鋼、ガラス土石、保険、その他金融、輸送用機器の弱さが目立つ。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。売買代金上位では全般軟調ななか、三菱自<7211>、JMC<5704>、ヤマトHD<9064>、SMC<6273>が堅調だった。

 日経平均は狭いレンジ内での推移が続いており、5日線レベルでの攻防となっている。これまでのもち合いレンジ内での推移であり、方向感は掴みづらい状況である。FOMC議事録では3月利上げ観測が高まったが、円相場は横ばい推移となるなか、模様眺めムードにつながりやすい。金融セクターの弱さが目立っていることや、前日に20%を超える上昇をみせていた東芝<6502>が8%超の下落で推移していることもセンチメントを悪化させている。

 物色は主力処を避け、中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かいやすい。ただ、IPOラッシュとなるなか、中小型株についても物色対象が絞られやすく、中心となる銘柄やテーマの出現が待たれるところ。
(村瀬智一)


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