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日経平均は反発、次第に中小型株などの材料株にシフト


 日経平均は反発。234.52円高の19473.50円(出来高概算11億2000万株)で前場の取引を終えた。注目されたイエレンFRB議長証言では、利上げを先送りするのは賢明でないとし、インフレ率や労働市場の改善が進めば、更なる利上げが必要になるとの認識を示した。利上げ観測の拡大を受けてメガバンクを中心とした金融セクター中心に幅広い銘柄に買いが先行した。

 しかし、昨日の東芝ショックを背景としたセンチメントの悪化もあり、その後は19500円手前水準でのこう着感の強い相場展開となった。日経平均、225先物の日中値幅は70円程度と狭いレンジ内での推移に。セクターでは保険、銀行、証券、非鉄金属、海運、化学、機械、鉄鋼が堅調。一方でマイナスはゴム製品の1業種のみだった。

 日経平均は19500円を目前に上値の重さが意識されている。イエレンFRB議長証言を受けた利上げ観測、これを受けたドル高・円安の流れは材料視される。ただし、東芝の問題があっさり織り込み済みとなる訳ではなく、ポジション圧縮や需給調整などによる商いが交錯しやすいだろう。そのため、価格帯別出来高の膨れている19500円処では、やれやれの売りも出やすいところ。

 物色についてはインデックス主導の上昇になっているが、日経平均がこう着感を強めるなか、次第に中小型株などの材料株にシフトしてきやすいだろう。資金の逃げ足こそ速いとみられるが、資金が集中しやすく、大きな値幅が出やすい。
(村瀬 智一)


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