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マザーズ指数は反発、アジア市場の堅調さなどが支えに、値上がり率トップはDMP


 本日のマザーズ指数は、日本市場が全面高商状となるなか個人投資家のセンチメントも改善し、材料のある個別株が物色されるかたちで反発となった。前日の米国市場は10日から始まる米中の閣僚級会議の結果に対する思惑が交錯した結果、結局主要3指数はそろって反落となった。ただ、日本市場の方は、米長期金利の上昇をきっかけとした円安・ドル高基調を背景に日経平均が200円超値を上げるなど全面高商状の一日となった。こうしたなか、マザーズ市場においても、個人投資家マインドが改善し、材料のある個別株が盛んに物色されるなどの動きが散見された。また、国慶節による連休明けの上海市場が堅調だったことなども投資家心理に寄与するかたちで、後場に入ってからも値を上げていく展開となった。
 個別では、デンソーテン(神戸市)が提供するドライブレコーダー「G500」及び「G500Lite」の画像解析サービスに、自社の画像認識エンジン「ZIA Classifier」が採用されたことを発表し、これが材料視されたDMP<3652>が11%超の大幅高となり、本日の値上がり率トップとなった。また、楽天<4755>グループの楽天モバイルの回線に対し、SMS配信サービス「SMSコネクト」の提供を開始すると発表したアクリート<4395>
も8%超の上昇をみせた。このほか、エル・ティー・エス<6560>、ブシロード<7803>、霞ヶ関キャピタル<3498>、マネジメントソリューションズ<7033>、CYBERDYNE<7779>、フィンテック<8789>、ベルトラ<7048>、テラプローブ<6627>などが値上がり率上位となった。一方、昨日の急上昇からの利食い売りが優勢となったピーバンドットコム<3559>、ここ数日の上昇基調から同じく利食い売りに押されたポート<7047>が揃って5%超の下落となった。この他では、フレアス<7062>、ブリッジインターナショナル<7039>、カイオム<4583>、sMedio<3913>、Chatwork<4448>などが値下がり率上位に並んだ。
 なお、売買代金は概算で713.66億円。騰落数は、値上がり173銘柄、値下がり112銘柄、変わらず10銘柄となった。
 また、本日マザーズ市場に上場したHENNGE<4475>は公開価格の1400円を42.9%上回る2001円で初値を付け、その初値を4.8%下回る1904円での大引けとなった。また、同時にマザーズ市場での上場となったAI CROSS<4476>は公開価格1090円を65.1%上回る1800円で初値を付けて、初値を22.2%上回るストップ高水準である2200円で引けた。


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