
気候変動による異常気象や自然災害の頻発は、企業活動に直接的・間接的な影響を及ぼしており、環境リスクへの対応は企業の持続可能性に直結する重要課題となっています。こうした状況を受け、国内ではプライム市場上場企業における温室効果ガス排出量の情報開示が実質義務化され、Scope1・2 に加え、サプライチェーン全体を対象とする Scope3 排出量の算定と開示が強く求められるようになっています。
一方で、企業においては、算定業務の複雑さから、業務負荷の増加や精度のばらつきといった課題が顕在化しています。Scope1,2 が自社の直接・間接排出量で管理可能であるのに対し、 Scope3 は、材料の調達から製品の使用・廃棄、従業員の通勤・出張に至るまで、企業活動の広範な領域に関わる排出量が対象となるため、データの収集・分類・集計が非常に複雑です。特に、社内外に散在する購買・会計データの整理や、排出係数の適用判断などは属人的になりやすく、業務負荷の増加に加え、算定の精度や一貫性にも課題が生じる傾向があります。
企業の脱炭素経営に向けた環境情報開示の高度化や算定業務の標準化・効率化を後押しするため、セイコーソリューションズは、現場の実務に根ざした課題解決力と、AIを活用した先進的な開発技術を融合し、Scope3 排出量を効率的かつ高精度に算定できる新たな支援ツールを開発しました。
【Scope3 排出量算定新ツールの主な特徴】
■AIによる自動算出機能により、業務負荷と判断のばらつきを軽減
調達した製品・サービスの物量・金額データをAIが自動的に仕分け・計算処理します。従来の手作業による分類や集計の負担を大幅に削減し、担当者ごとの判断のばらつきを防ぐことで、算定基準の統一化を実現します。
■ツールでのデータ管理で、入力作業を簡素化
社内外に散在する既存の購買・会計データを、ツールにそれぞれアップロードするだけで、
必要な情報が自動的に抽出され、算定に活用されます。
詳細ページ:https://www.seiko-sol.co.jp/solution/purchase/scope3/
Scope3 排出量算定新ツールのサービスイメージ
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000327919&id=bodyimage1】
<今後の取り組み>
Scope3 排出量算定新ツールのさらなる進化に向け、今後、脱炭素関連サービスや、各種排出原単位データベースとのデータ連携を進めてまいります。
セイコーソリューションズは、今後も社会情勢の変化やお客さまのニーズに柔軟に対応しながら、サービスの高度化と提供価値の向上を図り、企業の継続的な成長と環境経営の推進を積極的に支援してまいります。
※本文中に記載されている製品名などは各社の登録商標または商標です。
お客さまからのお問い合わせ先:
セイコーソリューションズ株式会社
DXソリューション本部
担当:守谷 三好 tel:03-6779-8954 e-mail:support@seiko-sol.co.jp
配信元企業:セイコーソリューションズ株式会社
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