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長谷川園恵は、2005年にプロ養成塾卒業後、4年連続で女流陶芸公募展に入選。2009年には第43回女流陶芸大賞受賞を果たした、実力派女流陶芸作家です。今回は彼女の作風が色濃く表れるオブジェ作品を中心に展示します。大賞受賞作「積み重なる大地~消えない汚染~」と連作になる「切り取られた未来の地層」など、環境問題をテーマにした大作の数々を一度に鑑賞できるまたとない機会となっています。
【作者近影】
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【作者コメント】
私にとって「オブジェ」を作るということは、食器や花器を作るのとは違い、自分と向き合うことです。時に自由に心を解放することでもあり、また時には自分の欠点や未熟さを突きつけられる、苦しいことでもあります。オブジェ制作はそんな風に自分の内面を探ることでもあるので「オブジェと私」というタイトルにしました。
一番自由に自分を表現できるオブジェを一同に集めて見て頂ける機会は初めてです。陶芸でこのような表現をしている者がいることを知っていだく「Vol.01」の展覧会だと思っています。作品の質感や色、釉薬の表現だけでなく、そこに込めた想いやタイトルの意味なども想像しながらみていただけたら嬉しいです。
(長谷川園恵)
【展示作品について】
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(1) 積み重なる大地~消えない汚染~
2019年女流陶芸大賞受賞作品。幾重にも層をなす大地が裂け、瓶や缶などの廃棄物があふれ出る様子を表現しています。缶からは液体が流れ、それはまるで地球の流す涙にも見えます。自然の美しさとそれを傷つける汚染、地球環境への思いを込めて作った作品です。
(2)飛べたらいいのに
「飛べたらいいのに」は、空を舞う夢や希望を形にしたアート作品です。深みのある赤と褐色が重なり合う面は、大地と空、現実と憧れの境界を映し出します。立方体の端に今にも踏み出せそうな小さな飛び込み台があり、どこか遠くへと羽ばたこうとする翼のようにも見えます。
(3)Can't be true?
見た目の美しさと内部に潜む違和感とのギャップをテーマに制作しました。ひび割れた海面の下から溢れ出す人の群れは、人間の営みそのものを象徴しています。自然の積層に人間の存在が割り込む瞬間、その風景は静謐でありながら、強烈な問いを投げかけます。連作「積み重なる大地~消えない汚染~」では、見えない時間の蓄積と環境の傷がテーマでした。本作はその続編として、“人間そのものが汚染となり得るのか?”という、さらに踏み込んだ視点を提示します。
(4)トコトコハウス
今にも歩き出しそうな小さな家のような作品です。どこか懐かしく、それでいてユーモラスな佇まいが特徴です。
広い美術館での開催だからこそ展示可能な大作を、他にも数多く用意しています。
この機会にぜひご来場ください。
【開催概要】
展覧会名 2025 長谷川 園恵 陶展 「オブジェとわたし」
会期 2025年9月23日(火)~9月28日(日)
会場 府中市美術館(市民ギャラリーB)
住所 〒183-0001東京都府中市浅間町1-3(都立府中の森公園内)
アクセス 京王線府中駅より「ちゅうバス」(多磨町行き)を利用。「府中市美術館」下車すぐ
その他のアクセス方法は府中市美術館ホームページをご確認ください
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/goriyou/access.html
開催時間 10:00 - 17:00(初日:13:00~17:00、最終日:10:00~15:00)
入場料 無料
※予約不要です。
※作家は会期中、会場に滞在する予定です。
※来場者特典・体験内容等、詳細が決まり次第追ってお知らせいたします。
【本件に関するお問い合わせ】
会社名:株式会社ふくし・ファーム
E-Mail:info@hua-li.tokyo
配信元企業:株式会社ふくし・ファーム
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