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AMED公募事業「再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」の採択に関するお知らせ(課題名:GPC-1陽性再発・難治固形癌に対する新規GPC-1 CAR-T療法の開発)


株式会社リプロセルは、難治性の再発固形癌に対する新しいGPC-1 CAR-T細胞療法の開発プロジェクトが、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和6年度公募事業に採択されました。このプロジェクトは、成人正常組織にはほとんど発現しないが、特定の癌種(例えば食道癌、子宮頸癌、肺扁平上皮癌、膵癌)で見られる抗原であるグリピカン-1をターゲットにした治療法の開発を目指します。研究開発は最長で3年間行われ、最大69,200千円の補助金(間接経費を除く)が支給される予定です。プロジェクトは非臨床試験や品質確立等を進め、早期の臨床試験開始を目指しています。この取り組みは、傘下の教育機関との契約も進めており、今後の進展が期待されています。

株式会社リプロセル(以下、当社)は2024年12月10日に以下の通りご報告を行いましたので、お知らせいたします。

この度、当社の「GPC-1陽性再発・難治固形癌に対する新規GPC-1 CAR-T療法の開発」(以下「本事業」)が国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の公募事業「令和6年度 再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業」に採択されましたので、お知らせいたします。
AMEDリンク先: https://www.amed.go.jp/koubo/13/01/1301C_00067.html

研究開発課題名:「GPC-1陽性再発・難治固形癌に対する新規GPC-1 CAR-T療法の開発」
研究実施予定期間:最長3年(令和6年度~令和8年度)
補助対象経費の規模:69,200千円(上限)(間接経費含まず)
なお、最終的な交付金額及びその計上時期はAMEDからの交付決定通知により確定いたします。

研究開発概要:
CAR-T (Chimeric Antigen Receptor T cell) 細胞療法は、患者自身のT細胞(免疫細胞)を取り出し、特定のがん抗原を認識するように遺伝子改変を行い、それを患者に投与して治療する免疫細胞療法です。既に、血液がんでは実用化されており、固形がんでも、世界中で精力的な研究開発が進められています。
CAR-T細胞療法では、がん細胞の表面に発現する特定の抗原を認識し、攻撃できるようT細胞を改変します。本事業では、グリピカン-1(注1)というがん抗原を認識して攻撃するGPC-1 CAR-T細胞療法の研究開発を行います。グリピカン-1は、成人正常組織にはほぼ発現が認められず、食道がん、子宮頸がん、肺扁平上皮がん、及び膵がん等の幅広いがん種に特異的に発現が認められている抗原であり、これら固形がんを対象としたCAR-T細胞療法の研究開発を行います。
本事業では、薬事規制に沿った非臨床試験や品質確立、製造方法の確立等の研究開発を実施し、早期の臨床試験の開始を目指します。
なお、本事業に関しては、2024年11月5日に開示しましたように、学校法人慶應義塾及び岩手医科大学と、本特許に係る独占的通常実施権の許諾に関する優先交渉権の契約を締結しております。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4978/tdnet/2518751/00.pdf

正式な交付金額の確定は来年度以降を見込んでおりますので、確定し次第、速やかにお知らせいたします。なお、本件が当社の2025年3月期連結業績に与える影響はありません。

注1)グリピカン-1は、有望ながん抗原として、抗体医薬複合体(GPC-1・ADC)としても研究開発が進められています(ONSSI社)。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000310513&id=bodyimage1



配信元企業:株式会社リプロセル
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