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食品規格書情報の相互データ連携を開始 食品情報取込業務の効率化と簡略化を実現


株式会社エフシージー総合研究所と株式会社インフォマートが、食品関連の規格書データを効率的に連携するシステムを2024年12月に開始します。このケースでは、食品の名称や原材料、栄養成分などのデータを、両社のシステム間でスムーズに取り込むことが可能になります。これにより、人為的なエラーの軽減や取引先対応の迅速化、業務の効率化が期待されます。FCG総研の食品表示システム「食品大目付そうけんくん」を通じて原材料データが容易に作成でき、インフォマートの「BtoBプラットフォーム 規格書」に取り込むことで企業間の連携が強化され、食の安全に寄与することとなります。


 フジサンケイグループの調査研究機関、株式会社エフシージー総合研究所(以下略:FCG総研、本社:東京都江東区、代表取締役社長:岸本一朗)とデジタルの力であらゆる業務を効率化する株式会社インフォマート(本社:東京都港区、代表取締役社長:中島健)は、両社が提供するシステム間の原材料情報等を含む書類(以下:規格書)の取込作業を効率化する相互データ連携を2024年12月4日(水)から開始します。

 規格書とは、食品の名称や原材料、栄養成分、賞味期限、製造方法、保存方法、アレルゲンなど、食品に関する情報をまとめた書類です。入手した製造者は規格書に記載された内容に基づき、製品の企画・製造・検査を行うことで、最終消費者に正確な情報を提供する事ができます。しかし、国内の規格書は書式が統一されておらず、食品関連事業者は取引先に応じて様々な書式での作成が負担となっています。今回のデータ連携で、両社システム間の規格書データの取込が可能となり、工数削減のほか、転記間違いなどの人的ミスも軽減でき、取引先対応の迅速化が図れます。

 FCG総研の食品表示システム「食品大目付そうけんくん」は原材料毎に作成された規格書データを基に、製品の食品表示ラベルに必要な原材料名や栄養成分、アレルゲン情報を作成するアプリケーションソフトです。顧客企業である食品メーカーやスーパー、ホテルでは最終製品のレシピを入力すれば、必要な食品表示データを瞬時に作成できます。

 インフォマートの「BtoBプラットフォーム 規格書」は商品規格書情報をデジタル化し、外食・卸・メーカーの各企業間で、提出依頼・作成・提出、仕様変更までを総合的に管理できるクラウドサービスです。業界標準の統一フォーマットで管理するため、双方に無駄な作業が発生せず、コスト削減・業務効率化が実現します。業界内でニーズの高いアレルギー・原産国の情報を管理するツールとして、食品業界の「食の安心・安全」をサポートします。2024年11月現在で1万社以上が利用しています。

 今回「食品大目付そうけんくん」で作成した原材料や栄養成分等の規格書データが「BtoBプラットフォーム 規格書」に取込可能となったことで、「BtoBプラットフォーム 規格書」上における製品の管理が容易となります。これによりインフォマートのシステムを利用する取引先に自社書式の規格書を新たに作り直すことなく共有できるようになります。

 両サービスを導入した顧客企業では、原材料規格書データの取得や正確な食品表示情報の作成、製品規格書データの登録が容易となり、工数削減や人的ミスも軽減となるため、人手不足が課題である食品産業において従業員の職務満足度に貢献できるとともに、取引先の顧客満足度向上を実現できます。両社では、今後も業務の効率化を図り、食の安心・安全を守るさまざまなサービスを提供し、公共の利益に資する貢献を果たしてまいります。



配信元企業:株式会社エフシージー総合研究所
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