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特集「最新研究で見る戦国時代の武家官位」 『歴史研究』第704号(2022年10月号)9月28日発売!


戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『歴史研究』第704号(2022年10月号)を2022年9月28日に発売いたします。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000267130&id=bodyimage1

前近代の日本社会において、貴賤の序列を明確にする官位は重要な意味を持っていました。武士の任官も本来的には朝廷によって差配されていましたが、武家政権が成立すると、個別の武士の任官は基本的には各政権による統制を受けることになりました。しかし、中世後期になると官途の私称が横行し、戦国期には事例が増大します。また、実際に任官する際にも、室町幕府の衰退とともに大名・国衆たちが直接朝廷と交渉することもあり、武家官位にとって戦国期は大きな転換点でもありました。さらに、戦国期において官位は領国支配や他家への優位性、合戦の大義名分にも利用されるなど、新たな展開も見られます。
そこで、巻頭特集「最新研究で見る戦国時代の武家官位」では戦国大名や国衆を事例として、その家にとっての官位の意味・官位に対する認識、官位をめぐる他家との争い、なぜその官位を名乗るのか、領国支配や地域における影響等を考察し、戦国時代の武家官位の特質をわかりやすく紹介しています。
その他、古代から近代にいたる様々な歴史トピックが満載の充実した1冊です。

特集 最新研究で見る戦国時代の武家官位
戦国時代における武家官位について/木下 聡
中央の権威を帯びるためだった上杉謙信の任弾正少弼/萩原大輔
朝倉孝景による国司僭称と反感/功刀俊宏
官途は先祖を超えるも期待に応えられなかった朝倉義景/功刀俊宏
「越前守」を名乗った越前の支配者・丹羽長秀/功刀俊宏
三木良頼の姉小路一族化と飛騨守任官/大薮 海
朝廷ではなく信長から与えられた明智光秀の任日向守/萩原大輔
徳川家康の三河守任官は国支配の正当性を帯びるためだった/大薮 海
織田信長の官位昇進と謎が残る政治的意図/水野 嶺
六角義賢の左京大夫任官は新たな「京兆家」誕生の布石か/大薮 海
足利義輝の官位授与は足利的秩序の維持のため/水野 嶺
毛利氏が深く関わった天正年間における足利義昭の官途授与/水野 嶺
「四職」に並ぶ三好長慶の修理大夫任官/大薮 海
大内氏が経費を半分負担した毛利元就の任右馬頭・叙従五位下/萩原大輔
大内義隆の大宰大弐任官とその戦略性/山田貴司
まわりの官位獲得に横槍を入れた大友義鑑/山田貴司
相良長唯・為清父子の任官とその影響/山田貴司

大和王権と古代氏族 第8回
多治比氏の出自と職務/松尾 光

戦国島津一族と家臣団 最終回
島津忠長 義久・義弘を支え続けた従兄弟/新名一仁

戦国毛利氏の基礎知識 最終回
戦国毛利氏の領国経営と首脳部の家臣/浅野友輔

研究ノート
会津蘆名氏躍進の契機/白河弥次郎

戦国の国衆文書を読む 第6回
和田昌繁、被官・佐藤十弥の働きを褒める/久保田順一

ほか

【商品情報】
書名:『歴史研究』第704号(2022年10月号)
定価:800円+税
ISBN:978-4-86403-453-1
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/657/

【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/



配信元企業:戎光祥出版株式会社
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