ユネスコから無形文化遺産として承認された「和食」を代表とする日本の食は、「自然を尊ぶ」という独特の精神性や日本文化に根付いて生まれました。栄養バランスに優れた健康的な食事であり、正月などの行事や季節と密接な関わりを持つなど、唯一無二のブランドイメージで海外からも注目されています。
「日本プラントべースビジネス振興協議会」は、こういった日本独自の食文化を継承しつつ、プラントベースである日本食の魅力を世の中に広めていくべく、植物性料理研究家協会の下部組織として発足した団体です。
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■プラントベースの食事の魅力と今求められている理由
プラントベースとは、植物性由来（plant based）の食べものを中心とした食事法のことを言います。植物性由来の食べものとは、主に野菜・果物・穀類・豆類・キノコ類・海藻類やそれらを加工した料理のことを言い、それ以外の肉・魚・卵・牛乳などの動物自体や動物から生み出される食材は動物性の食べものに該当します。
プラントベースフードは、カロリーが比較的低く、またビタミン・ミネラルやファイトケミカルなどの栄養素・機能性成分が豊富なため、健康の維持増進につながると言われています。
混同される言葉に「ビーガン」や「ベジタリアン」がありますが、これらが「動物性のものを避けること」を主旨としているのに対し、プラントベースは「植物性のものを積極的に楽しむこと」を主旨としています。野菜や穀物などの植物性料理を好みながら、それ以外も必要に応じて摂取するというストレスフリーで健康的な食事を楽しめる自由なスタイル。それが、今プラントベースが注目されている理由のひとつです。
■「日本プラントべースビジネス振興協議会」の機能と活動内容
「日本プラントべースビジネス振興協議会」では、日本発のプラントベース企業や大学などの研究機関、生産者や小売店、有識者や生活者といった、プラントベースに関わる団体や個人が集まり、本協議会の会員同士は自由に連携し合い、活用することができます。具体的な活動と機能としては、以下を想定しています。
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【勉強会/交流会】
・新商品・新素材や新技術に関するセミナー
・プラントベースビジネスの専門家によるセミナー
・栄養や健康に関するセミナー
・新規事業立ち上げに関するセミナー
・プラントベースを絡めた食育に関するセミナー
・プラントベース・ヘルスケアに関するセミナー
・プラントベースを活用した地域活性に関するセミナー
【マーケティング支援】
・インフルエンサーを起用した販促サポート
・有識者による商品試食などテストマーケティングサポート
・国内外での展示会への共同出展などのサポート
・海外販路の開拓支援
・プラントベースでの地域活性支援
【マッチング支援】
・大学など研究機関
・販売促進などの専門家、企業
・売り場をもつ企業や団体
・素材をつくる生産者
・専門性のある加工業者
・関連企業同士の横の連携
・地方自治体や地域活性団体
【製品認証】
・プラントベース認証制度
・有識者による品評会制度
■「日本プラントべースビジネス振興協議会」の今後の方向性
プラントベースは、一過性の流行語ではありません。ビーガンやベジタリアンのような「一部の人々に強く支持される」特殊な言葉でもありません。これから先、何年も何十年も、わたしたちが食を語るときの主役になる考え方です。
世界では数多くの企業が、プラントベースの市場はこれからますます大きくなると見ています。事実として、植物性料理（プラントベース食）をテーマとしたスタートアップ企業が次々と誕生したり、ハムやソーセージなどの食肉を扱っていた企業までもが、植物性料理商品を作り始めています。投資家からも注目されており、この勢いは今後衰えることはないでしょう。
そのなかで「日本プラントべースビジネス振興協議会」は、プラントベースに興味関心のある企業や団体、個人が垣根なく意見交流、情報交換できるネットワークを構築することで、「日本発のプラントベース」というビジネスチャンスが広がる機会を提供していきます。まだ日本では認知度の低いプラントベースという考え方を普及し、健康的な食習慣の基盤を作っていくと同時に、日本ならではのプラントベース文化を築いてゆきたい。それこそが、「日本プラントべースビジネス振興協議会」の使命だと考えています。
■団体概要
団体名：日本プラントべーズビジネス振興協議会
ホームページ：https://www.plantbz.com/
運営母体：一般社団法人 植物性料理研究家協会
配信元企業：一般社団法人植物性料理研究家協会
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