
「SST38LF6401RT SuperFlashデバイスは、弊社の耐放射線および耐放射線強化MPUおよびFPGAを使った宇宙向けシステム ソリューションのスケーラブルな開発アプローチをさらに強化します」とMicrochip社の航空宇宙および防衛部門副社長のBob Vampolaは述べています。「本デバイスは、システム全体を駆動する重要なソフトウェア コードまたはビットストリームを保存するコンパニオン フラッシュメモリを必要とする高信頼性デジタル処理を実行するために、これらの宇宙用システムに不可欠な耐放射線性能を備えています。」
動作のための電圧印加時でも最大50 kradのTIDに耐えるSST38LF6401RTは、コードが正常に実行されない事による深刻な不具合もシステムの停止もあってはならない幅広い宇宙アプリケーションでシステム動作を可能にします。本デバイスは、Microchip社のSAMRH71 Arm(R) Cortex(R)-M7ベース耐放射線強化SoCプロセッサの理想的なコンパニオン デバイスであり、同社のRT PolarFire(R) FPGAと組み合わせて使うと飛行中のシステム再構成も可能です。本デバイスは、宇宙用部品認定済みプラスチックまたはセラミックパッケージ版への置き換えが容易なように、産業グレード品とピン互換です。SST38LF6401RTの動作電圧は3.0~3.6 Vです。
開発ツールと在庫/供給状況
SST38LF6401RT SuperFlashデバイスは、本日よりセラミック バージョンのサンプル出荷を開始いたします。また、ご要望に応じて評価用ボードとデモソフトウェアを提供します。また、SuperFlashデバイスをFPGAおよびSAMRH71プロセッサと組み合わせるためのFPGAフライト プログラミング リファレンス ケースとサポート ソフトウェアも提供します。
COTSデバイスから耐放射線デバイスへの移行
Microchip社は、実績のある車載または産業用部品認定済み製品ファミリから適切なデバイスを選択し、シリコンプロセスに改良を加える事で、重イオン環境における耐放射線デバイスのシングルイベント ラッチアップ耐性を向上させています。これらデバイスの耐放射線性能は完全に特性評価を行い、機能ブロックごとに専用の放射線レポートでサポートしています。これらのデバイスは打ち上げ機、衛星コンステレーションから宇宙ステーションまで各種アプリケーションで使われています。設計にあたっては、調達しやすいCOTSデバイスを使ってシステムの実装を始め、後から高信頼性プラスチックまたはセラミック パッケージに封止したピン互換の宇宙用部品認定済みデバイスで置き換える事ができます。
リソース
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● 報道用画像: https://www.flickr.com/photos/microchiptechnology/50673530232/sizes/l/
Microchip Technology社について
Microchip Technology社(以下、Microchip社)はスマート、コネクテッド、セキュアな組み込み制御ソリューションのトッププロバイダです。使いやすい開発ツールと包括的な製品ポートフォリオにより、リスクを低減する最適な設計を作成し、総システムコストの削減、迅速な商品化を実現できます。Microchip社は産業、車載、民生、航空宇宙と防衛、通信、コンピューティングの市場で120,000社を超えるお客様にソリューションを提供しています。Microchip社は本社をアリゾナ州チャンドラーに構え、優れた技術サポート、確かな納期、高い品質を提供しています。詳細はMicrochip社ウェブサイト(http://www.microchip.com)をご覧ください。
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Daphne Yuen (Microchip社): daphne.yuen@microchip.com
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