2015年9月吉日
報道関係者各位
加賀電子株式会社
（東証１部：8154）
～V-Lowマルチメディア放送を活用した防災情報配信～
宗像市が“日本初”の試験導入を開始
加賀ハイテック 防災ラジオMéoSound VL1を採用
加賀電子株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：門良一、以下、当社）は、本年より新しく始ま
るV-Lowマルチメディア放送（＊1）を活用した災害情報配信（V-ALERT）を宗像市（福岡県宗像市 市長 谷
井博美）が全国で初めて試験的に導入開始することにともない、当社子会社の加賀ハイテック株式会社（東
京都中央区、代表取締役社長：関祥治、以下「加賀ハイテック」）から発売している防災ラジオ（MéoSound
VL1 ＊2）が受信専用ラジオとして採用されたことをお知らせいたします。
宗像市は、昨今多発する台風や集中豪雨から住民の暮らしの安全・安心を確保するために、土砂災害警戒
区域の住民に向けて本年より新しく始まるV-Lowマルチメディア放送を活用した災害情報配信（V-ALERT）
を全国で初めて試験的に導入開始いたします。
宗像市におきましては、平成23年3月に発生した東日本大震災を受けて、地域防災計画の修正を行い、この
計画に基づき、県、市、関係機関、市民等が一連の防災活動を適切に実施することにより、市民の生命や財
産を災害から守り、被害の軽減を図ることとしております。
中でも情報伝達手段の具体的な施策としては、主に津波・高潮による被害のおそれのある沿岸地域に24基の
屋外スピーカー（防災行政無線）を配備すると共に緊急情報伝達システムを整備する等を進めておりますが、
この度土砂災害警戒区域の一部世帯において試験的にV-Lowマルチメディア放送を活用した防災情報配信シ
ステム（V-ALERT）を導入いたしました。
これまで、防災行政無線の拡声子局からの情報配信では、豪雨の際に家の中で聞こえないといった事象が発
生しており、土砂災害に対しての効果的な情報伝達手段が望まれておりましたが、今回のV-ALERTを活用する
ことで、警戒区域に配布した防災ラジオ（MéoSound VL1 ＊2）に対して迅速な情報配信が実現出来ることが
期待されております。
【試験導入の概要】
１．開始時期：2015年9月11日
２．対象地区：宗像市三郎丸地区の土砂災害警戒区域
３．対象世帯数：87世帯
この試験導入の結果を受けて、今後宗像市では他の土砂災害警戒区域にもV-ALERTを活用する範囲を広げる
検討を進める予定です。
＊1 「V-Lowマルチメディア放送」について
V-Lowマルチメディア放送は、アナログテレビ終了後に空いた周波数を利用して創設される新たな放送サービス
で、株式会社エフエム東京が中心となり2014年1月にBIC株式会社（代表取締役社長 千代勝美）を設立、子会
社である株式会社VIP（代表取締役社長 仁平成彦）が2014年7月に開設計画の認定を、2015年6月に九州・
沖縄広域圏、7月に関東・甲信越広域圏の予備免許の交付を総務省から受けており、今後各地域において移動
受信用地上基幹放送の認定を経て、2015年度内に放送開始すべく進めています。
＊2 「防災ラジオ」TAXAN MéoSound VL1（タクサンミーオサウンドブイエルワン）について
MéoSound VL1（以下 MS-VL1）は、当社の100％子会社、加賀ハイテックが製造するハイブリッド防災ラジオ
です。
＜このリリースに関するお問合せ先＞
加賀電子株式会社（http://www.taxan.co.jp）
〒101-8628 東京都千代田区神田松永町20番地 TEL :03-5657-0120／FAX :03-3254-7136
電子事業部 担当：松浦 耕二 （matsuura@taxan.co.jp）
