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スペイシャルが、パフォーマンス、ワークフロー、自動化機能の改善を実現する主要製品ラインの最新アップデートを発表


ダッソー・システムズの子会社であるスペイシャルは、3Dソフトウェア開発ツールキットのバージョン2025をリリースし、多数の製品ラインがアップデートされました。このリリースは、特にCAD、シミュレーション、製造業界向けの革新的なソリューションを提供することを目的としています。3D InterOpでは、データインポートのパフォーマンス向上が強調され、SOLIDWORKSインポートの時間が最大50%短縮されました。また、メモリ使用量の削減やSOLIDWORKSの新機能サポートが追加されています。さらに、ACIS Modelerでは自動曲げ戻しAPIなど、製造業務の効率化を図る機能強化がされています。Linux ARMサポートも新たに追加され、より広範なプラットフォームでの利用が可能です。スペイシャルの製品は、3Dアプリケーション開発を促進し、開発者が市場をリードするアプリケーションを効率的に作成するのを支援します。

コロラド州ブルームフィールド--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --ダッソー・システムズの子会社で、設計、製造、エンジニアリング・ソリューションのための3Dソフトウェア開発ツールキットを提供するリーディング・カンパニーであるスペイシャルは、バージョン2025のリリースおよび複数の製品ラインのアップデートを発表しました。本発表は、CAD、シミュレーション、製造に留まらない分野におけるお客様に、革新的なソリューションを提供するという当社のコミットメントを改めて確認するものです。




バージョン2025のリリースおよびアップデートは以下のとおりです。


3D InterOp:パフォーマンスの向上および新機能の追加



  • 3Dデータインポートにおけるパフォーマンスの向上:並列処理と、特定フォーマットのリーダーを最適化し、インポートに要する時間を大幅に短縮しました。とりわけIGES、STEP、Inventor、Solid Edge、Creo、SOLIDWORKS、Navisworksなど、多くのフォーマットで改善が見られ、SOLIDWORKSのインポート時間は最大50%短縮されたほか、Solid Edgeでは平均22%、Inventorでは平均24%のパフォーマンス向上を実現しています。ネイティブの描画データを含まないファイル、例えばSTEP、IGES、Parasolidなどのフォーマットにおいて、インポートされたBREPのファセット処理のパフォーマンスが平均25%向上しました。これにより、デザインレビュー、技術文書、VRアプリケーションなどのプレビューに依存するワークフローを高速化できます。


  • インポート時におけるメモリ使用量の最適化:本リリースでは、特にSOLIDWORKSのインポートにおけるメモリ使用量が削減されました。あるテストケースでは、1回の変換でページファイルの使用量が最大30%、2,000回の変換を連続して実行した場合は78%削減されました。こうした改善によって、より大規模で複雑なモデルの処理が可能になり、デスクトップとサーバーの両方で、バッチプロセスで実行できる処理の数が増加しています。


  • SOLIDWORKS Readerがアセンブリカットフィーチャーをサポート:押し出し穴や切欠きなどのアセンブリカットを正確にインポートすることで、設計意図が維持され、インポート後の手動調整が不要になります。この機能強化は、3D InterOp Creo Reader向けに初めて導入され、今回SOLIDWORKSにも拡張されました。


  • Data Prepアドオン:継続的な開発取り組み:今回のアップデートでは、データプレパレーションの有用性をより実感していただけるよう、パフォーマンスと堅牢性を改善してます。さらに、パーツレベルのHidden Body Removal機能がテスト用に利用可能となっています。アセンブリレベルの機能はまもなく提供開始予定です。この機能により、パーツレベルで不要なコンポーネントをフィルタリングでき、ユーザーはワークフローを効率化できます。


3D ACIS Modeler:複雑な金属加工タスクとスライス処理の自動化によりパフォーマンスを向上



  • 自動曲げ戻し:この新しいAPIは、板金ボディの曲がりを自動的に検出し、平面に展開します。このAPIにより、開発者はCAMアプリケーションに展開機能を迅速に実装することができます。


  • スライス機能のパフォーマンスの向上:2つの新しいAPIにより、スライス機能のパフォーマンスがソリッドボディで最大60%、板金ボディで最大50%向上し、設計・製造のワークフロー全体を高速化できます。


CGM:中立面オペレーターに絶対オフセットモードを追加


この新たなモードは、ボディの片方の表面をオフセットすることで中立面を生成します。このアルゴリズムは、均一な厚さを持つパーツに対して堅牢かつ高性能となるよう設計されています。


CSM-CVM:堅牢性とボリューム近接レイヤー生成の改善



  • CSMのメッシュ生成の改善:本リリースでは、スライバ面のメッシュ品質が改善されました。2025年1月には、サーフェスの異方性比率を制御可能になります。


  • ボリューム近接レイヤー生成の強化:ボリューム近接レイヤー生成の強化により、薄い箇所にも一貫性のあるレイヤーメッシュを容易に作成できるようになったことで、手動でのサイズマップが不要になります。これにより、メッシュの一貫性が向上し、プラスチック射出成形やチップ設計などの業界にメリットをもたらします。


Linux ARMのサポート


本リリースより、スペイシャルは3DモデラーのACISとCGM、さらにCSM-CVMとCDSにおいてLinux ARMをサポートするようになりました。また、3D InterOpのプレリリース版でもLinux ARMサポートしています。


スペイシャルについて


スペイシャルは、ダッソー・システムズの子会社として、様々な業界向けの3Dアプリケーション開発に利用可能なソフトウェア開発ツールキットを提供するリーディングプロバイダーです。当社の3Dモデリング、3Dグラフィックス、CAD変換ツールキットを活用することで、アプリケーション開発者は競争力のある機能の開発に専念でき、市場をリードするアプリケーションを効率的に開発し、リリースまでの期間を短縮することができます。スペイシャルは35年以上の実績があり、その製品は世界中の著名なソフトウェア開発者、メーカー、研究機関、大学に採用されています。米国コロラド州ブルームフィールドに本社を構え、ドイツ、日本、中国、英国に拠点が有ります。スペイシャルの最新アップデートと製品サービスの詳細は、www.spatial.comをご覧ください。


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