地図データと位置情報アプリケーションプロバイダーであるジオテクノロジーズ、H2O.aiとの提携により完全内製データサイエンスチームを効率的に構築
東京およびカリフォルニア州マウンテンビュー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- H2O.aiは本日、日本に拠点を持つカーナビシステム向け地図データおよび位置情報ソリューションプロバイダーであるジオテクノロジーズとの戦略的提携を発表しました。両社はH2O AI Cloudを用い、車内カメラの画像から歩道の安全を評価するAI搭載プラットフォームを共同で開発しました。歩道の安全をチェックし、事前に危険な地点を特定することで、このテクノロジーは自動車メーカーおよびカーナビベンダーにより提供される地図データに安全性情報を加えることになり、交通事故の削減を目指します。
ジオテクノロジーズの最高デジタル責任者である榎本司は、「ジオテクノロジーズはH2O AI Cloudを採用し、テラバイトクラスの運転画像を用いて機械学習モデルの訓練を行い、多数の状況にわたるコンテクスト アウェアネスを改善しました。環境構築から訓練、そして試験まで通常2~3週間かかる作業を、わずか1日で完了することができました。加えて、H2Oの持つグリッド検索機能により、複数のAIモデルから最も正確なモデルを探し出すことができます。従来型のテクノロジーによる画像を検証した際の精度は、68%でした。H2Oでは、精度が約30%も向上し、97%となりました」と述べています。
H2O.aiは、データサイエンスのライフサイクルにおける複数のステップに系統立てて対応し、タスクにわたる複雑性を軽減し、データサイエンティストがより効率的に高い精度でAIプロジェクトを実装できるように設計されたオートメーション化を提供します。日本の大手地図会社であるジオテクノロジーズは、H2O.aiと提携し、その技術を組織全体に浸透させることで、事実上、完全内製のデータサイエンスチームを構築しています。
H2O.aiの最高経営責任者であり創業者でもあるSri Ambatiは、「H2O AI Cloudにより、ジオテクノロジーズはディープラーニングに特化したHydrogen Torchなどの製品を活用し、テキストデータに加え、画像や動画などの構造化されていないデータを処理することが可能になります。また、ジオテクノロジーズのチームは当社のプラットフォームによって膨大な量のデータを高速で処理する高精度のAIモデルを構築し、コンテクスト理解の成果も得ることができます」と述べています。「ジオテクノロジーズと共創することで、同社全体における運用効率化をもたらし、効率的な地図情報開発に貢献できると確信しています」
H2O.aiについて
H2O.aiは、AIクラウドを先導する企業であり、AIの民主化を目指しています。
同社は、33人のKaggleマスターを社員として抱え、その技術力を、力強い課題解決能力を持つAIクラウドツールに集約しています。ゴールドマン・サックス、NVIDIA、ウェルズ・ファーゴは同社の顧客および提携企業であるだけでなく、同社に戦略的投資も行っています。
H2O.aiの看板製品であるDriverless AI、Hydrogen Torch、Document AIは、20,000以上のグローバル組織と、AT&T、オーストラリア・コモンウェルス銀行、シティ、GSKグラクソ・スミスクライン、日立、カイザーパーマネンテ、プロクター・アンド・ギャンブル、ペイパル、PwC、ユニリーバなどフォーチュン500の半分以上の企業を変革させてきました。
AI4Goodの潮流の詳細は、こちらからご確認ください:www.h2o.ai.
ジオテクノロジーズについて
カーナビシステム向けのデジタル地図事業を1994年に開始して以来、地図データと位置情報ソリューションをカーナビシステムなど法人顧客向け、そしてトリマやマップファンなどの地図サービスを法人およびユーザー向けに提供しており、大手地図会社として日本の地図業界をリードしてきました。
近年では、高度な自動運転車の実現に必要な高精細度地図も提供しています。
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