アラブ首長国連邦ドバイ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ドバイ電気水道局(DEWA)は、米国カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地からスペースX社製ファルコン9ロケットで同局2機目となるナノ衛星「DEWA SAT-2」の打ち上げに成功しました。このナノ衛星は、DEWA研究開発センターがリトアニアのナノアビオニクスと共同で設計・開発したものです。DEWA SAT-2は6Uナノ衛星で、地球観測を目的として使用される高解像度カメラ(4.7メートル)を搭載しています。この高解像度カメラで、高度約500kmの軌道上から7つのスペクトル帯域で連続ラインスキャン撮影を行います。この新しい衛星には、温室効果ガスを測定するための赤外線装置も搭載されています。
DEWAのMD兼最高経営責任者(CEO)のサイード・ムハンマド・アル・タイヤ閣下は、UAEの副大統領兼首相でドバイ首長国の首長でもあるシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム殿下が2021年1月に立ち上げたDEWAスペースDプログラムの狙いについて、ナノ衛星とリモートセンシング技術を通じて、DEWAネットワークの運用、保守、計画の向上を図ると話しています。このプログラムにはさらに、電力・水道ネットワークに宇宙技術を活用する専門家を育成する狙いもあります。
アル・タイヤ閣下によると、DEWAはナノ衛星技術を利用してクラウドコンピューティングネットワークをサポートすることで、電力・水道ネットワークのデジタル化の強化を図っています。その目的は、発電、送電、配電の各部門や、スマートグリッド、発電所、電気自動車充電ステーションの計画、運用、予防保守の効率と有効性を高めることです。このアプローチにより、DEWAのコストの削減と資産の投資効率の改善が期待されます。さらに、世界の公益事業分野のアップグレードに貢献する導入事例の積み上げにもつながります。
DEWA SAT-2が撮影した画像とDEWA SAT-1のIoT計測を組み合わせて使用することで、DEWAによる海水温度や海水塩分濃度の推定、赤潮の検出、霧の監視および予測の精度が上がり、発電所や淡水化施設の業務パフォーマンスの向上が可能となります。
DEWAは2022年1月にDEWA SAT-1を打ち上げ、ナノ衛星を使用して電力・水道ネットワークの運用、保守、計画を改善する世界初の公益事業体となりました。このナノ衛星は、モハメド・ビン・ラシード・アル・マクトゥーム・ソーラー・パーク内にあるDEWA研究開発センターで設計・開発されたものです。
*配信元:AETOSWire
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