合理的なライセンス条件により、VVCで実現するアプリケーションの市場導入を支える
デンバー--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- MPEG LAは本日、VVC特許ポートフォリオライセンス(「VVCライセンス」または「ライセンス」)の提供について発表しました。この共同ライセンスには、多用途ビデオコーディング(VVC、H.266およびMPEG-I Part 3としても知られる)規格に不可欠な特許が含まれています。
VVCは、ビットレートを大幅に削減しながら圧縮率を高め、インターネット、テレビ、モバイルの送受信・利用向けにビデオを符号化・復号する製品において、消費者にスピードと効率の向上をもたらします。VVCは、高精細テレビ(HDTV)、超高精細テレビ(UHD)、ハイダイナミックレンジ(HDR)、全方位360°ビデオで4K~8Kおよびそれ以上の解像度を実現できます。
MPEG LAのVVCライセンスの当初の特許権者は、b<>com、英国放送協会、デジタル・インサイツ、FGイノベーション・カンパニー・リミテッド(鴻穎創新有限公司)、ハンファテックウィン、コーニンクレッカKPN、日本放送協会、オレンジ、シーメンス・コープ、Tagivan II、ヴィディオです。
MPEG LAの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるラリー・ホーンは、次のように述べています。「私たちは、これらの特許権者が短期間のうちに、あらゆる方式のVVCアプリケーションを包含するこの重要なライセンスを、市場が理解できる簡素さで確立したことを称賛するとともに、すべてのVVC必須特許権者の参加を歓迎します。MPEG LAは一貫して、特許権者と導入者の間でバランスを取りながら、市場が当社に期待するものと同じく合理的で透明性があって平等に適用される条件で、VVCを誰もが広く利用できるようにすることに傾倒していますが、MPEG LAのVVCライセンスはこうしたMPEG LAの取り組みを改めて示すものです。次世代ビデオの市場は、これまで以上に、信頼できるプールライセンスを必要としています。」
VVC特許ポートフォリオライセンスとライセンス条項の概要は、こちらで入手可能です。
MPEG LAの目標は、可能な限り多くのVVCの必須特許を世界規模で誰もが1つのライセンスによる同じ条件で利用できるようにすることです。従ってMPEG LAは、VVCに必須の特許をを所有すると考えるすべての関係者が必須性の評価を受けるために特許を提出することを歓迎します。MPEG LAの特許専門家が必須かどうかについて評価し、必須と判断されればライセンスに含められます。VVC特許の保有者で関心のある方は、こちらから特許提出についての条件と手順書のコピーをご請求いただけます。
MPEG LAについて
MPEG LAは、規格とその他の技術プラットフォームのライセンスをワンストップで提供する世界的大手です。1990年代より、現代の特許プールを先駆的に形成し、史上最高の普及度を誇る消費者向け電子機器の規格を生み出す上で貢献してきました。そして、その他の画期的技術へのアクセスを拡大しています。MPEG LAは、さまざまな技術を対象に2万5000件以上の特許から構成されたライセンシングプログラムを94カ国で運営してきました。特許保有者は280以上、ライセンシーは約7300あります。ユーザーが選択した技術の導入支援に当たるMPEG LAは、基本的な知的財産へのアクセスと運用の自由を提供し、訴訟のリスクを低減し、事業計画のプロセスに予測可能性をもたらしています。詳しい情報については、www.mpegla.comをご覧ください。
本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。
Contacts
Tom O’Reilly
MPEG LA, LLC
Tel: 303.200.1710
toreilly@mpegla.com