両社のトラックパワートレインソリューションが世界の排ガス基準の達成に貢献
米コネティカット州ブルームフィールド & カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ジェイコブス・ビークル・システムズとトゥーラ・テクノロジーは、ジェイコブスの気筒休止(Cylinder Deactivation®、CDA®)バルブ作動技術の開発をトゥーラのダイナミック・スキップ・ファイア(Dynamic Skip Fire、DSF®)制御アルゴリズムと組み合わせて加速するための提携契約を締結しました。この契約は両社の2年間にわたる研究開発の協業に基づいており、この協業では中・大型車から排出される窒素酸化物(NOX)と二酸化炭素(CO2)を削減することで、厳しさを増している環境規制への準拠に貢献してきました。
トゥーラの技術・革新担当シニアバイスプレジデントを務めるジョン・フュアーストは、次のように述べています。「ジェイコブス・ビークル・システムズとトゥーラ・テクノロジーはいずれも、素晴らしい技術を持つ素晴らしい企業であり、協力することでさらに一層効果的に仕事をすることができています。今回の契約により、両社の能力が高まり、より優れたCDA製品とdDSF制御製品を製造できるようになります。」
独立ラボ試験では、ジェイコブスのCDAハードウエアとトゥーラのdDSFを組み合わせることで、排出量のさらなる削減を達成できることが実証されています。低負荷サイクルの性能を十分に校正されたパワートレイン・シミュレーション・ツールを用いて推定し、低負荷システムの動作と排出量を正確に把握しました。このシステムは、ベースライン技術と比較して、CO2を5%、NOXを74%ほど削減できることを示しました。
ジェイコブス・ビークル・システムズのエンジニアリング&ビジネス開発担当バイスプレジデントであるスティーブ・アーネストは、次のように述べています。「CDAとdDSFは別個のシステムとして商用パワートレインのメーカーに提供していますが、両社の経験によれば、この2つの技術を統合することで、今日の中・大型エンジン向けに一層大きな利点をもたらすことができます。当社は数年間にわたりトゥーラと協力してきましたが、今回の正式契約は、CDAとdDSFを連携させて使用することの利点を実証するに当たって、両社の関係を強固にするものです。両社の活動により、一層の厳しさを増す排出ガス基準に対応するため、需要の多いソリューションを市場に提供していきます。複数の開発プロジェクトを通じて生み出される相乗効果により、NOXとCO2を同時に削減するための最善の結果をお客さまに提供します。」
今回の契約により、2つの技術を組み合わせることで排出量削減を達成できる動作範囲を拡大するための技術開発が実現します。また、ジェイコブスとトゥーラは、オフロード車におけるNOXとCO2の削減の可能性を検討し、ジェイコブスのCDAとトゥーラのディーゼルDSFの両技術を搭載したクラス8のデモ用トラックを配備し、お客さまに直に体験してもらいます。
ジェイコブス・ビークル・システムズについて
ジェイコブス・ビークル・システムズは、コネティカット州ブルームフィールドに本社を置き、2万5000平方メートルの設計・試験・製造施設を有しており、サポート施設を欧州、日本、インドに、また製造施設を中国の蘇州とチェコ共和国のブルノに持っています。ジェイク・ブレーキ(Jake Brake®)製品は、世界中の中・大型ディーゼルエンジンメーカーに採用されています。ISO 14001およびIATF16949の両規格に準拠している企業として登録されているジェイコブス・ビークル・システムズは、車両減速およびバルブ作動の技術を手掛ける有力メーカーです。jakebrake.comをご覧ください。
トゥーラ・テクノロジーについて
シリコンバレーを拠点とするトゥーラ・テクノロジーは、ガソリン車、ディーゼル車、代替燃料車、ハイブリッド車、電気自動車を含め、幅広い移動手段における推進効率と排出量を最適化する革新的な制御ソフトウエアを提供しており、これらのソフトウエアで賞を獲得しています。トゥーラ・テクノロジーの革新の文化は、画期的な技術を生み出し、378件以上の登録特許および出願中特許という充実した世界的特許ポートフォリオをもたらしました。トゥーラ・テクノロジーは、セコイア・キャピタル、シグマ・パートナーズ、コスラ・ベンチャーズ、GMベンチャーズ、ボルグワーナー、フランクリン・テンプルトンの支援を受けている非公開企業です。詳細情報についてはwww.tulatech.comをご覧ください。
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