ISSは、東芝が資本政策についてより明確な説明を行う必要性を強調し、株主の疑念には「合理的な根拠」があることを指摘
ISSは、東芝が「株主からの信頼低下に対応する緊急の必要性」を強調
ファラロンは、株主の皆様に、臨時株主総会でのファラロンの株主提案への賛成を要請
サンフランシスコ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 2021年3月3日(現地時間)- ファラロン・キャピタル・マネージメント・エル・エル・シー(以下「ファラロン」といいます。)は、議決権行使助言会社である、Institutional Shareholder Services Inc.(以下「ISS」といいます。)による株式会社東芝(6502:東証第1部、以下「東芝」又は「会社」といいます。)の2021年3月18日開催予定の臨時株主総会に関するレポートが発表されたこと受け、本日、以下のコメントを発表しました。
ファラロンは、「ISSのレポートは、東芝が2020年11月に資本政策を変更したことを認め、当社の主張するように、株主からの信頼を取り戻す必要性を支持しました。株主からの信頼なくして、東芝はその潜在価値の最大化は達成し得ず、また、資本市場における公正な評価がなされることもありません。」と述べました。
ISSのレポートにおける推奨内容
「[東芝の]株主からの信頼の低下に対応する緊急の必要性」がある。
「近年、東芝が直面し長期にわたる株価の低迷やその他の環境に鑑みるに、ファラロンの疑念には合理的な根拠がある。」
「[東芝の]経営陣が投資家の信頼を回復しなければならないことに疑いの余地はない。東芝は、資本政策に関する意図を明確にしようとしている一方で、その意図が十分に理解されていないと考えられる現状を踏まえれば、さらに明確な情報開示が必要である。」
2020年11月の開示は、「潜在的なM&Aの余地を数千億円から約1兆円」に拡大している。
2020年11月の開示において、東芝は、初めて、「自己株買いのIRRは、[M&Aを含む]投資機会と関連付けて評価されるのではなく」、代わりに、M&A取引に資本を用いた「後」にのみ考慮されることを示した。
ファラロンは、臨時株主総会における当社の提案が、東芝の資本政策に関する透明性の向上と、株主に対する約束遵守の重要性を東芝に再認識させる機会となると確信しています。
ISSが指摘しているように、「東芝の課題は、現時点で何を行っているかというより、今後株主のプレッシャーがなくなった場合に何をしかねないか」です。
ファラロンは、東芝の透明性確保には、株主による監視が極めて重要であると確信しており、それ故、株主の皆さまに、当社が同臨時株主総会に上程する第2号議案への支持をお願いするものです。
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ファラロン・キャピタル・マネージメント・エル・エル・シーは、1986年に設立された国際的な資産運用会社であり、1990年に投資顧問会社として米国証券取引委員会(SEC)に登録しています。ファラロンは、資産の保全を重視するボトムアップのファンダメンタル分析を通じて世界中の様々なアセットクラスに投資しています。ファラロンに関する情報は、www.faralloncapital.com で入手可能です。
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