東京--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- PHC株式会社(本社:東京都港区)は、このたび、2018年12月に発売いたしました電子カルテシステム「Medicom-SK(*1)」に機能強化を行い、医療従事者の業務効率のさらなる向上を目指した、診療所向け電子カルテシステムとして、新たに発売いたしますのでお知らせいたします。
近年の高齢化や生活習慣病の患者さんの増加、および医師や看護師などの人員不足に伴う、医療従事者の過重労働が社会問題となっています。かかる状況において、医療従事者の労働時間短縮が推進される中、時間外労働の主要な発生原因が診断書やカルテ等の書類作成に起因すると感じている医療従事者が全体の約6割を占めるという厚生労働省の調査報告(*2)もあり、医療ICT等の技術を活用した医療従事者の業務プロセス改善による、医療の質の向上を前提とした業務のさらなる効率化が求められています。
このたび新たに機能を付加した「Medicom-SK」は、充実した文書作成支援機能を搭載し、医療従事者の業務のさらなる効率化を実現する電子カルテシステムです。電子カルテ上のデータベースから、患者さんの基本情報や介護に関する最新情報が自動的に書類に転記されるだけでなく、60種類を超える豊富な文書テンプレートを活用することで、繰り返し行う文書作成業務の省力化に貢献します。さらに、モバイル端末によるカルテの編集を可能とすることで、在宅患者さんの診療時にも文書作成業務を完結できるなど、時間の有効活用を図ります。
PHC株式会社は、糖尿病マネジメント、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行うグローバルヘルスケア企業であるPHCグループの日本における事業会社です。このたび機能拡張を実施した「Medicom-SK」は、国内のヘルスケアIT事業における製品ラインアップの充実を目的とするものです。
PHC株式会社にて取締役およびメディコム(*3)事業部長を務める大塚孝之は、「当社は、1972年に日本で初めて医事コンピューターを発売して以来、蓄積された経験と知識を活用し、医療情報システム分野において医療IT業界をリードする製品を提供してまいりました。このたびの『Medicom-SK』の機能強化が医療従事者の業務プロセスのさらなる改善につながるものと期待しています。今後も、医療をめぐる環境やニーズの変化を予測し、医療従事者の皆様に、より最適なソリューションを提供することで、より質の高い医療の実現に向けて貢献してまいります」と述べています。
なお、同製品は、2月12日より14日まで東京ビッグサイトで開催される「第1回在宅医療総合展(*4)」のPHC株式会社のブースにて展示いたします。(展示会場:南1ホール 15-3)
(*1)www.phchd.com/jp/medicom/clinics/mcsk
(*2)厚生労働省発行「平成30年版 過労死等防止対策白書」
(*3)PHC株式会社におけるヘルスケアIT製品のブランド名
(*4)www.phchd.com/jp/~/media/medicom/events/2020/careweek.pdf
<PHC株式会社・メディコム事業部について>
PHC株式会社は、糖尿病マネジメント、診断、ライフサイエンス、ヘルスケアサービスの事業分野で開発、製造、販売、サービスを行うグローバルヘルスケア企業であるPHCグループの日本における事業会社です。健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献することを経営理念として、付加価値の高い製品・サービスを世界125カ国以上のお客様にお届けしています。メディコム事業部は1972年に国内で初めて医事コンピューターを開発、発売して以来、事業ブランド「メディコム」を掲げ、電子カルテシステムをはじめとしたヘルスケアIT製品・サービスの提供を通じて、患者さんへの医療サービス向上と医療従事者の業務効率改善に取り組んでいます。
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