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武田薬品、新規がん免疫療法ポートフォリオの拡充に向け、細胞療法での複数社との協業を発表



新たな協業により、血液がんおよび固形がんを治療するための新規細胞療法の発見を追求する武田薬品の真剣な取り組みが拡大



米マサチューセッツ州ケンブリッジ & 大阪--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 武田薬品工業株式会社(武田薬品)(TSE:
4502)は本日、当社が戦略的に特に重視しているがん免疫療法の領域での新たな研究協業を発表しました。これらの協業を通じて、武田薬品は治療が困難ながん患者のニーズに応える上で重要な機会となり得る新規の細胞療法の手法を含め、次世代のがん免疫療法薬の創薬を促進します。



武田薬品のオンコロジー治療領域部門のヘッドを務めるフィル・ローランド博士は、次のように述べています。「私たちは、オンコロジー領域における研究開発における最近のうねり、特に拡大中の当社パートナーシップネットワークを通じて細胞療法薬による治癒力の可能性を作り出していることに感激しています。私たちは今後も、当領域における先駆的な一流企業の一部との協業を継続し、がん免疫サイクルにおける新規作用機序を標的とした研究・創薬を推進することで、がん治療という大いなる目標の達成に貢献していきたいと思います。」




  • 武田薬品はメモリアル・スローン・ケタリングがんセンター(MSK)と協業して、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病、その他の固形がんを適応症として、新規キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)療法製品を創薬・開発していきます。この広範な多角的協業を共同で率いるのは、CAR-T療法のパイオニアのミシェル・サデラン氏(M.D.、Ph.D.)です。サデラン氏はMSKの細胞工学センター所長を務めており、ジュノ・セラピューティクスのサイエンティフィックファウンダーです。


  • 武田薬品は、既に2017年9月からノイルイミューン・バイオテック(ノイル)と研究協業を開始しましたが、そのオプションを行使しました。本協業の成功を受けて、当社は多種の固形がんを適応症としてこれらを治療するためのNIB-102およびNIB-103の独占的ライセンスを取得しており、ノイルが開発した“Prime
    (Proliferation-inducing and migration-enhancing)”
    CAR-Tプラットフォームを活用して、これらのCAR-T細胞療法薬を同社と共同開発していきます。当社はNIB-102のヒト対象試験の承認を規制当局から年内に取得する計画です。


  • 武田薬品はオンコロジー領域を対象とするクレッシェンド・バイオロジクスのHumabody®技術について独占的ライセンスのオプションを行使しました。これにより当社は新規CAR-T療法薬の開発に向けて、これらHumabody®
    VHsをさらに評価できるようになります。この開発を通じて、従来の一本鎖抗体(scFV)に基づく手法に代えて、標的腫瘍に結合するシングルドメイン抗体の独特な性質を活用していきます。



武田薬品が次世代細胞療法で追求する多角化は、血液がん、肺がん、がん免疫という戦略的な3本柱を直接の対象としています。当社は外部パートナーや新たに発足させたTranslational
Cell Therapy Engineとの協業を通じて、これから早期開発資産の充実したパイプラインを実現していく計画です。



武田薬品は、生体工学、CMC(化学・製造・品質管理)、臨床、橋渡し研究の専門力を備えた社内グループのTranslational Cell
Therapy Engineを新設しました。本グループは、革新的で差別化された細胞療法の概念を臨床現場へと迅速に橋渡しすることが目的であり、
Pharmaceutical SciencesとTranslational Cell Therapy Engineのヘッドを務めるStefan
Wildtがその指揮を取ります。



Stefan Wildtは、次のように述べています。「社外の有望な革新活動と、目的にかなったTranslational Cell Therapy
Engineの力を組み合わせることで、真の新規細胞療法薬の開発を促進するための素晴らしいチャンスが生まれます。当社が編成した非常に有能なチームは細胞療法の開発に関連した深い経験を有しており、この目標の達成を支えてくれます。」



武田薬品工業について
武田薬品工業株式会社(TSE:
4502
)は研究開発を駆使する世界的製薬企業として、科学の成果を生活に変革をもたらす医薬品に橋渡しすることで、患者の健康を改善して患者に明るい未来をもたらすことに真剣な努力を傾けています。武田薬品はその研究活動をオンコロジー、消化器系疾患、神経精神疾患の各治療領域とワクチンに集中させています。武田薬品は革新の最前線に位置するため、研究開発を自社内および提携先との共同で実施しています。特にオンコロジーと消化器系疾患における革新的な製品と、新興市場におけるプレゼンスが、武田薬品の現在の成長を加速させています。武田薬品の約3万人の従業員は、70カ国以上でヘルスケア分野の提携先と協力しながら、患者の生活の質を向上させることに懸命の努力で取り組んでいます。



詳細情報についてはhttps://www.takeda.com/newsroom/をご覧ください。



将来見通しに関する記述
本プレスリリースには「将来見通しに関する記述」が含まれています。将来見通しに関する記述には過去の事実に関する記述以外のあらゆる記述が含まれ、将来に対する計画/戦略/予想、当社の現在の見解および予想(当社が開発戦略/計画に関係付けるものを含む)に関する記述が含まれます。未来時制で書かれた記述、「予測する」、「期待する」、「見積もる」、「継続する」、「考える」、「計画する」、「推定する」、「試算」、「意図する」、「潜在的、「目標」、「予見する」、「ガイダンス」、「見通し」、「努める」、「仮定する」、「つもりである」、「かもしれない」、「はずである」などの言葉と類似の表現は、将来見通しに関する記述と見なすべきものです。将来見通しに関する記述は経営陣が合理的と考える予想や仮定に基づいていますが、それらの記述は本質的に不確実で予想困難なものです。投資家と株主の皆さまは、これら将来見通しに関する記述に過度の期待を寄せないよう注意する必要があります。



将来見通しに関する記述はリスクや不確実性を伴いますが、それらのリスクや不確実性は実際の結果や経験が将来見通しに関する記述に明示ないし暗示されたものと大きく異なる場合の原因となり得ます。これらの将来見通しに関する記述には、今後の医薬品開発計画と前臨床/臨床試験で予測されるスケジュール、進行中の前臨床/臨床試験の結果と医薬品候補の有効性が示される可能性、医薬品候補の潜在的な市場機会と価値、今後の製品開発や薬事承認戦略に関するその他の記述(特定の適応症に関するものを含む)、今後の財務成績に関する記述、過去の事実に関する記述以外のあらゆる記述が含まれます。



本プレスリリースに含まれる将来見通しに関する記述は、本書の日付時点のものであり、パートナーと武田薬品のいずれも、将来見通しに関する記述すべてについて、将来見通しに関する記述の日付以降に生じた新しい情報、将来の出来事や状況を反映する目的で、修正または更新する義務を一切負いません。これら記述の1つ以上が更新または修正されても、投資家を含む読者の方々はその後も更新や修正が行われると判断すべきではありません。



本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。




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