メディアとエンターテインメントの重鎮のクイーン・ラティファおよびケイティ・クーリックと戦略的パートナーシップを開始
仏カンヌ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- ザ・プロクター・アンド・ギャンブル・カンパニー(NYSE:
PG)は本日、クリエイティブ業界のサプライチェーン全体で多様性を高める一連の新たな行動、コミットメント、パートナーシップを通じてジェンダー平等への取り組みを前進させました。これにより、広告とメディアにおける女性の正確かつ肯定的な描写を推進し、成長とソーシャルグッドを促進します。
広告とメディア・プログラムの29%で女性と少女は不正確あるいは否定的に描かれ*、撮影関係者の中で女性が占める割合は十分ではありません。女性の最高マーケティング責任者はわずか32%、最高クリエイティブ責任者はわずか33%、コマーシャル監督にいたってはほんの10%です。ジェンダー平等な広告は、信頼される程度が10%高く、売上高成長率は26%高いにもかかわらず、このような問題は依然として残っています*。
このような問題に対処するため、P&Gは、広告とメディアにおける100%正確かつ肯定的な女性の描写の実現と、それを支えるクリエイティブ業界のサプライチェーンでの男女比率の平等化を訴えます。P&Gは、体系的ソリューションとして、多様な女性人材のパイプラインを構築・推進し、広告、メディア、コンテンツにおける機会につなげる包括的な行動を主導しています。業界全体の参加が重要であることを認識し、当社は、全米広告主協会(ANA)の#SeeHer活動や国連ウィメンのアンステレオタイプ・アライアンスなどの他の業界イニシアチブと連携し、他の広告主、代理店、コンテンツ開発者に、コマーシャル業界全体にわたって変化を推し進めるよう促します。
プロクター・アンド・ギャンブルのマーク・プリチャード最高ブランド責任者は次のように述べています。「世界最高のクリエイティブな人達が集まって創造性を讃える中で、当社は今後5年間で広告、メディア、クリエイティブ業界パイプラインにおいてジェンダー平等を促進する有意義な行動で自らの役割を果たします。このような活動は1社の企業単独でできるものでないことは明らかなため、他の人達が変化の代理人となって動きを加速するよう呼びかけたいと思います。」
取り組みの一環として、P&Gはメディア業界における男女比率の平等と女性の肯定的な描写を促進する業界リーダーとのパートナーシップを発表しました。
ザ・クイーン・コレクティブ:オスカーにノミネートされ、ゴールデングローブ賞、エミー賞、全米映画俳優組合賞を獲得したクイーン・ラティファとその制作会社であるフレーバー・ユニットおよびザ・クイーン・コレクティブは、撮影する側のジェンダー平等と人種平等を推進することを目指しています。クイーン・ラティファは、多様な女性監督が制作した映画の配給を手掛けることで、音楽、映画、その他の芸術的活動における限界に挑戦する実績を築いています。このイニシアチブでは、最初に、大手配給パートナーを通じて女性監督が制作した2つの映画の配給を行います。2016年に大ヒット映画のトップ250に関わった女性監督はわずかに4%でした。これは映画だけでなく、広告などの他のメディアの製作でも問題となっています。ザ・クイーン・コレクティブは、P&G、HP、スミノフ、ワイデン・アンド・ケネディ、マリーナ・マー・コミュニケーションズ/ケッチャム+、ユナイテッド・タレント・エージェンシー・マーケティング、トライベッカ・スタジオと提携し、女性監督のパイプラインを推進します。
ケイティ・クーリック・メディア:この受賞ジャーナリストの最新の取り組みは、スポンサーと配給プラットフォームを提携させ、スマートで、思慮深く、力を与えるコンテンツを制作することです。全米広告主協会のイニシアチブである#SeeHerの諮問委員会に参加したことから触発され、クーリックは主要ブランドと提携して、相互の価値観や重要課題への取り組みを反映したコンテンツで協力します。ケイティ・クーリック・メディアは、女性中心のチームが主導し、デジタルシリーズ、ドキュメンタリー、スクリプテッド・プロジェクト、ポッドキャスト、ライブ配信など、変化するメディア環境の力と範囲を活用し、さまざまな形式でストーリーを制作し、特定のコンテンツに関心を寄せるターゲット視聴者に最も届きやすいプラットフォームで配信します。
フリー・ザ・ビッド:広告業界では女性監督の機会が少ないという個人的経験への対応からアルマ・ハレルによって設立されたこの組織は、広告業界のコマーシャルの仕事の入札における平等な機会を提唱しています。P&Gとそのブランドは、コマーシャル・プロジェクトの3者入札に女性監督を1人含めることを約束しています。同じく、P&Gの最大代理店パートナーであるピュブリシスグループは、公約を拡大して、世界のすべての代理店とネットワークを対象としています。また、P&Gは、HPおよびピュブリシスグループと提携して、次の3年で世界全体にフリー・ザ・ビッドを拡大できるよう支援し、フリー・ザ・ビッドに参加する監督の人数を倍増させ、20カ国まで拡大する活動に取り組んでいます。
#SheIsEqualサミット:クリエイティブな成功を共有し、ジェンダー平等の広範な行動を推進するため、グローバル・シチズンとP&Gが提携し、2018年9月28日、国連総会ウィークに、ニューヨークで初めての#SheIsEqualサミットを共同開催します。このイベントには、広告、メディア、エンターテインメントの政府関係者、民間企業、インフルエンサーが集まり、ジェンダー平等、女性の経済力強化、少女の教育、およびメディア、マーケティング、テクノロジー、エンターテインメントにおける女性の地位の視点での意見広告について意見を交換します。グラスライオンの審査員長でありSee
It Be
Itの会長であるマドンナ・バジャーは、カンヌライオンズのフィリップ・トーマス最高経営責任者(CEO)と協力して「クリエイティブ・ショーケース」を開催し、2018年グラスライオンズの最優秀作品を表彰し、平等な世界を肯定的に描く新しいSDGライオンズ・コンテストを発表しました。ANAの#SeeHerイニシアチブでは、メディアが社会で果たす役割と、エンターテインメントにおいて女性や少女を正確に表現することの重要性について話し合うセッションを開催します。
プリチャードは次のように述べています。「ジェンダー平等は社会とビジネスにとって良いことです。P&Gの優良ブランドの中には、オールウェイズのLike
a Girl(女の子らしく)、SKII のChange Destiny(運命を変えよう)、オレイのLive
Fearlesslyなど、最もジェンダー平等なキャンペーンがあります。また、タイド、アリエル、ドーン、スイッファーでは、男性が家事の負担を分担している様子を描いています。ジェンダー平等を促進することは善を推進する力であるだけでなく、成長の力でもあることは明らかです。」
クイーン・ラティファは次のように述べています。「私は何十年もエンターテインメント業界に携わってきました。女性、特に有色人種の女性を正確に描くには、撮影する側とされる側の双方で多様なチームが必要であることが分かっています。撮影する側に多様な背景を有する女性がいれば、より鋭い洞察力を持ってより正直にストーリーを伝え、人々の心により深く届けることができます。」
ケイティ・クーリックは次のように述べています。「キャリアを通して、私は多くのニュースルームで働き、多くの話をしてきました。ケイティ・クーリック・メディアの使命は、価値観を同じくするトップ・ブランドと提携して女性中心のチームを主導し、複雑な世界を生き抜き、理解を促し、生活を豊かにする有意義なコンテンツを制作することです。」
*全米広告主協会の#SeeHerの調査
P&Gについて
P&Gはそのブランドを通じて世界中の消費者に奉仕しています。信頼される高品質のトップブランドが、当社の世界的に強力なブランド群を構成しています。当社ブランドには、オールウェイズ、アンビピュア、アリエール、バウンティ、シャーミン、クレスト、ドーン、ダウニー、フェアリー、ファブリーズ、ゲイン、ジレット、ヘッド&ショルダーズ、レノア、オーレイ、オーラルB、パンパース、パンテーン、SK-II、タイド、ヴィックス、ウィスパーがあります。P&Gコミュニティーは、世界の約70カ国で事業を展開しています。P&Gとそのブランドについての最新ニュースと情報は、http://www.pg.comをご覧ください。
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