~ 強固な配信基盤で将来の需要増にも対応〜
東京--(BUSINESS WIRE)--世界最大規模のプライベート・ネットワーク経由で配信されるコンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)を提供するライムライト・ネットワークスの日本法人であるライムライト・ネットワークス・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表:田所 隆幸)は、同社のCDNサービスが、このほど株式会社NTTドコモに導入されたことを発表します。これにより、NTTドコモのスマートフォンのファームウェア更新ファイルのコンテンツ配信基盤が強化されました。
昨今、スマートフォンユーザー数の増加や、ファームウェアのファイルサイズの肥大化や配信頻度の増加により、ファームウェア更新を管理する配信基盤に大きな負荷がかかるようになっています。特にGoogleが開発するAndroid
OSでは、機能追加などによりファイル容量が拡大し、配信頻度が増加していたため、配信完了までに一定の時間がかかっていました。
ユーザーがより快適にスマートフォンを利用できるようにするために、急な利用者増やファイルサイズの増加にも柔軟に対応できる配信手段が求められています。そこで、スマートフォンのファームウェア更新システムとしては初のCDNサービスの利用が検討されることになりました。CDNサービスの選定にあたっては下記の要件がNTTドコモから挙げられました。
無料/有料通信のトラフィックを区別できる
厳しいセキュリティ基準を満たせる(HTTPSでのファイル配信など)
現状のサービスレベル維持する(Wi-FiからLTE/3G網へ利用者が移動してもファイルダウンロードが継続可能など)
上記の要件を満たすサービスとして、ライムライト・ネットワークスが選ばれました。ライムライトの集中型アーキテクチャーにより、IPアドレスの固定・最小化ができると共に、無料通信を実現する仮想IPの設定、ユーザー認証やセキュアな通信ができる点などが高く評価されました。さらにグローバルでの大手通信事業者や端末メーカーへの豊富な導入実績による信頼性と、ユーザーの要望に応じた機能追加が可能な高い柔軟性も選択のポイントとなりました。
ライムライト・ネットワークスのCDNサービスは、高いキャッシュヒット率により、高品質かつ安定した更新ファイルの配信を実現し、更新ファイルの配信期間を以前と比較して大幅に短縮しました。
今回のCDNサービスの導入で、将来、更新ファイルサイズが増加した場合にも、柔軟に対応できる配信基盤を構築できました。今後は、他社ネットワークを介さない、ピアリング接続を進め、更なるコスト削減を見込みます。またセキュリティパッチの配信にもCDNサービスを活用していく予定です。
実際の事例はこちらからご覧いただけます。
【ライムライト・ネットワークス・ジャパン株式会社について】
ライムライト・ネットワークス・ジャパン株式会社は、ビジネス、エンターテイメントの新しい形を実現するコンテンツ配信パートナーである米国ライムライト・ネットワークス社(本社:米国アリゾナ州
NASDAQ上場証券コード:LLNW)の日本法人として2007年に設立されました。実績のあるライムライト・ネットワークスの独自アーキテクチャーは、お客様が配信を希望される様々なフォーマットのコンテンツをPC、各種モバイルデバイスに対し最も効率の良い方法で配信いたします。
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