カタール・ドーハ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 中東・アフリカ(MEA)地域最大の金融機関であるQNBグループは、2016年12月31日締めの通期財務業績を発表しました。
2016年12月31日締めの12カ月間の純利益は124億カタール・リヤル(34億米ドル)、前年比10%増となりました。総資産は、2015年12月に比べて34%増加して7200億リヤル(1980億米ドル)となり、過去最高に達しました。
取締役会は、額面の35%(1株当たり3.5リヤル)の現金配当と、株式資本の10%(10株につき1株)の特別株式配当の支払いを株主総会に提案しました。2016年の財務業績ならびに利益分配は、カタール中央銀行(QCB)の承認を必要とします。
資産の増加には、貸出金が34%増加して5200億リヤル(1430億米ドル)となったことが大きく貢献しました。また、顧客預金は28%増加して5070億リヤル(1390億米ドル)となり、その結果、預貸比率は103%に達しました。
慎重なコスト管理策と高い収益力により、QNBグループは効率比率(費用収益比率)を30.4%に維持することができました。この数字は、域内の大手金融機関の中で最も良好な水準と考えられます。
当グループは、総貸出額に対する不良債権の比率を1.8%に維持することができました。この数値は、MEA地域の銀行で最も低い水準と考えられ、当グループの貸出債権の質の高さと信用リスクの効果的な管理を表しています。当グループは慎重な引当方針をとっており、2016年12月31日時点の貸倒引当率は114%に達しました。
2016年12月31日時点の総資本は2015年12月から14%増加し、710億リヤル(190億米ドル)となりました。1株当たり利益は、2015年12月の13.4リヤル(3.7米ドル)に対して14.4リヤル(4.0米ドル)となりました。
QCBおよびバーゼルIIIの要件に従って計算された2016年12月31日時点の自己資本比率(CAR)は16.0%で、QCBおよびバーゼル委員会が定める規制最低水準を上回りました。
2016年に、QNBはファイナンス銀行(現在はQNBファイナンス銀行に改称)の株式99.88%の取得を完了し、MEA地域最大の金融機関としての地位を固めました。
堅調な業績を維持していることと多角的な国際基盤に支えられ、QNBはMEA地域で最も価値の高い銀行ブランドとしての地位を維持しています。これは、MEA地域最大の金融機関としてのQNBグループの市場基盤およびQNBのブランド価値が引き続き評価されていることを示しています。
QNBは2016年も素晴らしい成績をあげ、過去最高の業績を達成しました。こうした力強い成長により、QNBは「2017年のMEAのアイコン」というビジョンを実現しました。好業績を維持していることを礎に、QNBグループは「2020年までに中東・アフリカ・東南アジア(MEASEA)地域のリーディング・バンク」になるという目標に着手しました。
QNBグループは、子会社と関連会社を通じて世界の30カ国、3つの大陸で事業を展開しており、総合的な商品とサービスを提供しています。QNBグループのスタッフは2万8000人を超え、1200箇所の拠点と4300台のATMを通じて2000万人を超える顧客にサービスを提供しています。
*配信元:ME
NewsWire
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