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在宅ワークを継続できる条件とは? 在宅ワークに関する意識・実態調査



Q.在宅ワーク経験者の未既婚割合


Q.現在、在宅ワークで得ている税込み年収はいくらぐらいですか


Q.在宅ワークはどのような経路で受注していますか(複数回答)

在宅ワーカーを支援する特定非営利活動法人フラウネッツ(所在地:東京都港区、理事長:宮田 志保)は、現役在宅ワーカー132名に「在宅ワークに関する意識・実態調査」を行いました。



育児や家事、仕事を両立しながら働くことができる「在宅ワーク」は、名称は浸透してきましたが、仕事の始め方、継続方法、仕事環境、セキュリティ環境など、詳細については浸透しきれていません。そのため、悪徳内職商法にだまされてしまったり、必要外な先行投資を行ってしまったりと、トラブルも多くなっています。

本調査は、在宅ワークを始めたい方・現役在宅ワーカーが今後の在宅ワーク活動を継続するための一助とし、また、情報・支援提供者にとってターゲットイメージおよび情報・支援活動のあり方のヒントとなる情報提供を行う目的のもと行われました。

※本事業は「平成27年度港区立男女平等参画センター リーブラ助成事業」として実施



<有効回答数>

●未経験者(在宅ワークを始めたいが未経験) 10名

●初心者(在宅ワーク歴3年未満;平均1.4年) 37名

●経験者(在宅ワーク歴3年以上;平均9.1年) 85名

計 132名 ※在宅ワーク歴は、初めての受注成立時より起算



*WEBアンケート調査

特定非営利法人フラウネッツが配信する在宅ワーカー向けメールマガジン「フラウネッツカフェ」登録者約5,000名、在宅・SOHOワーカー向け仕事情報サイト「Fit」登録者約350名、および本助成事業の一環として2015年7月に開催したセミナー「在宅ワークの基礎を覚える」参加者29名にアンケート協力を呼びかけ、指定のURLにアクセスすることによるアンケート記入を依頼した。

※協力者募集にあたり、居住地、電話番号などにより本人所在確認ができない者は除外した。





■在宅ワーク経験者の未既婚割合:7割以上が既婚

Q.在宅ワーク経験者の未既婚割合

https://www.atpress.ne.jp/releases/96804/img_96804_1.jpg





■現在の税込み年収:初心者の半数近くは20万円未満、経験者はばらつきがある

現在の税込み年収は、全体でみると平均118.8万円で、50万円未満が半数近くを占めています。

層別にみると、初心者の半数近くは20万円未満で、100万円以上の人は2割程度でした。

これに対して経験者にはばらつきがみられ、20万円未満の人が2割弱程度いますが、一方で2割程度の人は300万円以上の年収を得ています。各層の平均税込み年収は、初心者が59.7万円、経験者が144.5万円でした。結果、生活費を稼ぐ配偶者が存在し、本人は子どもの教育費や趣味・娯楽費などを得る目的で在宅ワークを行っている人が多いようです。



Q.現在、在宅ワークで得ている税込み年収はいくらぐらいですか

https://www.atpress.ne.jp/releases/96804/img_96804_2.jpg





■現在、仕事受注時の1日当たり平均就業時間:平均では初心者4.2時間、経験者5.9時間

現在、仕事受注時の1日当たり就業時間は、全体でみると平均5.4時間でした。層別にみると、初心者の半数近くは1日3時間以下で、4時間以下が7割を占めます。

これに対して経験者の就業時間にはばらつきがみられ、1日4時間以下という回答が約35%ありましたが、8時間以上就業している人たちも3割近くいます。各層の平均就業時間は、初心者が4.2時間、経験者が5.9時間でした。





■今後希望する1日当たり平均就業時間:1日5、6時間が最多時間

今後希望する1日当たり就業時間は、全体でみると平均5.5時間で、1日5、6時間程度を希望する人が5割近くでした。

層別にみると、初心者は1日5時間以下が6割強を占め、経験者は1日6時間以上が半数を超えています。各層の希望平均就業時間は、初心者が5.2時間、経験者が5.6時間でした。





■現在の在宅ワーク受注経路:初心者は「仲介機関経由」、経験者は「直接受注」が最も多い

現在の受注経路は、全体では「直接受注」(55.7%)、それに次いで「仲介機関経由」(45.9%)が上位に挙げられています。層別にみると、初心者では「仲介機関経由」(59.5%)、経験者では「直接受注」(65.9%)が最も多く挙げられています。



Q.在宅ワークはどのような経路で受注していますか(複数回答)

https://www.atpress.ne.jp/releases/96804/img_96804_3.jpg



※仲介機関とは、顧客から請け負った業務について、契約を結んだ在宅ワーカーの特性を考慮し、業務を振り分ける機関。在宅ワーカーから納品された業務は、仲介機関が検収し顧客に納品される。

※クラウドソーシング会社とは、インターネット上のサイトを通じて、発注したい企業と在宅ワーカーをマッチングさせるサイトを運営する企業。業務の振り分けなどは行わず、発注企業と登録ワーカーの自主的判断に一任することが多い。





■今後、増やしていきたい受注経路:初心者、経験者とも「直接受注」がトップ

今後増やしていきたい受注経路は、全体では「直接受注」(56.6%)が圧倒的に多く、6割近くを占めています。層別には、いずれの層でも「直接受注」が多く挙げられています。初心者と経験者を比較すると、初心者では「仲介機関経由」(27.0%)、経験者では「直接受注」(61.2%)が多く挙げられています。





■在宅ワーク継続意向:初心者、経験者とも在宅ワーク継続意向のある人が圧倒的多数

在宅ワークの継続意向のある人は、全体でみると84.8%でした。層別にみると、いずれの層でも継続意向のある人が圧倒的多数ですが、初心者では「できれば企業に就職したい」(14.9%)、「できれば仕事をやめたい」(2.1%)という意向の人も見受けられます。





■在宅ワークの仕事獲得、継続に対する悩み・不安

「期待する年収が得られない」ことが最大の悩み。初心者の悩みや不安は多岐にわたり、経験者は「仕事とプライベートの両立が難しい」と感じている

仕事の獲得、継続に関する悩みや不安は、全体では「期待する年収が得られない」(53.0%)、「仕事の探し方、増やし方が分からない」(38.6%)「受注件数が伸びない」(30.3%)が上位に挙げられています。いずれの層も「期待する年収が得られない」が多く挙げられていますが、初心者は「仕事の探し方、増やし方が分からない」(46.8%)、「自分のスキルに自信がない」(34.0%)をはじめとして、経験者と比較して多くの悩みや不安を抱えています。これに対して経験者は「仕事とプライベートの両立が難しい」(32.9%)と回答した人が初心者と比べて多くみられました。





<ほか、以下についても調査を行っています。>

●在宅ワークを始める前の職種

●請けている仕事のジャンル

●現在の仕事場、仕事の形態、専業か副業か

●在宅ワークを始めたきっかけ

●在宅ワークのメリット・デメリット

●仕事の獲得、継続のために必要な知識・技術、その入手方法

●知識・技術を入手するために、今後活用したい方法

●求める情報提供や支援サービス

詳細: https://www.fraunetz.com/f0330.pdf





■特定非営利活動法人フラウネッツ

代表者 : 理事長 宮田 志保

所在地 : 東京都港区南青山3-6-7-302

事業内容: 在宅就業支援

設立  : 2003年9月22日

URL   : https://www.fraunetz.com/
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