
ミルクと離乳食の加温に対応する「HOTPLUS マルチウォームバッグ」

西宮市・名古屋市緑区の保育施設調査 離乳食備蓄「必要」98.5%、備蓄施設のうち「十分」5.9%

「HOTPLUS あったかフードボックス」で液体ミルクを加温する様子

「HOTPLUS マルチウォームバッグ」内の発熱剤に水を注ぐ操作
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/626174/LL_img_626174_1.jpg
ミルクと離乳食の加温に対応する「HOTPLUS マルチウォームバッグ」
会場では、専用の発熱剤に水を注いで食品を温める加熱キット「HOTPLUS」を展示します。粉ミルクの調乳に使うお湯の確保や、液体ミルク・離乳食の加温を、来場者自身に体験していただきます。
出展の背景には、当社が甲南女子大学名誉教授の奥田 和子氏と実施した調査があります。離乳期の子どもが在籍する保育施設65施設のうち、98.5%にあたる64施設が離乳食の備蓄を「必要」と回答しました。一方、実際に備蓄している51施設の中で、自施設の備えを「十分にできている」と答えたのは3施設(5.9%)でした。
当社はこの調査結果と、これまでの導入・支援の経験をもとに「保育施設の食のBCP(事業継続計画)」を提案します。災害時にも食事を提供し保育を続けるための備えです。
会場での加温体験に加え、来場されない施設でも使える「保育施設の防災・食の備え」10項目を公開します。
【保育の現場に、災害時の食の備えを届ける理由】
災害が起きたとき、保育施設は保護者への引き渡しが終わるまで、子どもを園内で守り続けることになります。
このとき、授乳期、離乳期、幼児食期の子どもでは、食事の形態も食べられる食品も異なります。食物アレルギーや、食べ慣れた食品への配慮も欠かせません。
液体ミルクは常温のまま与えることができます。ただし、冷えたミルクをすべての乳児がいつでも問題なく飲めるとは限りません。気温の低い時期は保管しているミルクの温度も下がるため、飲みやすさと体温の保持の両面から配慮が求められます。
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「HOTPLUS あったかフードボックス」で液体ミルクを加温する様子
食品が園内に「ある」ことと、必要なときに「子どもが食べられる状態にして提供できる」ことは同じではありません。必要な水と衛生用品をそろえ、開封・調理・加温の方法、安全に作業できる場所、職員の役割分担まで決めておくと、備蓄品は実際に使える備えになります。
そして、子どもの安全確認や保護者対応を続ける職員にも、食事が要ります。食数やエネルギー量をそろえるだけでなく、栄養、食べやすさ、味、量、温度への配慮は、職員の負担軽減にもつながります。特に気温の低い環境で温かい食事や飲み物をとれることは、その後も保育を続ける力を支えます。保育施設の「食のBCP」では、乳幼児と職員の食事を一つの運用として考えることが有効です。
【ブースで、ミルク・離乳食の加温を実際に体験】
山本商事のブースでは、来場者自身が「HOTPLUS」を操作できます。発熱が始まるまでの流れ、発生する蒸気、加温にかかる時間、使用場所や取扱い上の注意を、実物で確認していただけます。加温する人と子どもを見守る人の役割を考えることも、園の備えを具体化する訓練になります。
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「HOTPLUS マルチウォームバッグ」内の発熱剤に水を注ぐ操作
HOTPLUSは、東京都文京区が設置する妊産婦・乳児救護所に、乳児用ミルクや離乳食を温める手段として納入されています。東京都立川市でも、市内の公設避難所に備蓄されています。また、雪害や車両滞留に備え、温かい食事やお湯を提供する手段として、高速道路の施設にも導入されています。
移動できない状況でも乳児用のお湯が要ることは、公的にも記録されています。2023年1月、新名神高速道路で大規模な車両滞留が発生しました。このとき、NEXCO中日本は、飲料水や食料とともに、粉ミルク・液体ミルク・お湯を乳児用品として提供したことを公表しています。
こうした公表事例からも、乳幼児向けの備えでは、食品だけでなく、必要なお湯を確保する手段まで想定しておく必要があることが分かります。
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「HOTPLUS マルチウォームバッグ」で確保したお湯を使い、離乳食を準備する様子
【西宮市と名古屋市緑区の保育施設65施設の調査で見えた「必要だが、十分に備えられていない」現状】
この調査は、山本商事と、災害時の食研究に長年取り組んできた甲南女子大学名誉教授の奥田 和子氏が共同で実施しました。西宮市と名古屋市緑区の保育施設209施設にアンケートを送り、76施設から回答を得ました(回収率36.4%)。このうち、離乳期の子どもが在籍する65施設を分析し、結果を日本災害食学会誌で公表しています。
65施設のうち64施設(98.5%)が離乳食の備蓄を「必要」と回答しました。一方、実際に離乳期児用の備蓄食を用意していた51施設のうち、自施設の備えが「十分にできている」と答えたのは3施設(5.9%)でした。47施設(92.2%)は備えに不安や不足を感じており、主食にあたる離乳食を備蓄していない施設も、65施設中17施設(26.2%)ありました。
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西宮市・名古屋市緑区の保育施設調査 離乳食備蓄「必要」98.5%、備蓄施設のうち「十分」5.9%
さらに、国や自治体による離乳期児向け食品の備蓄について「わからない/情報を見たことがない」と答えた施設は52.3%を占めました。「備蓄していると思う」と回答した施設でも、その具体的な内容まで把握している例は少なく、一般成人向けの備蓄食品や乳児用ミルクの情報と、離乳期児向けの情報が混在して認識されている可能性があります。両市の防災・保育関連部署への聞き取りでも、どの部署が離乳期児向けの備蓄や支援を担当するのか明確でない場面がありました。調査からは、施設側の関心だけでなく、行政による情報の整理・発信と、施設が必要な情報へたどり着く仕組みの双方に課題があることが見えてきました。
【自施設で確認できる「保育施設の防災・食の備え」10項目】
山本商事では、この調査と、災害時の食に関する活動から得た情報をもとに、園内で確認できるセルフチェック項目を整理しました。特定の製品を導入しているかではなく、いまの備えが実際に機能するかを確認するためのリストです。
<子ども一人ひとりに合わせた備え>
□ 1.在籍児を年齢だけでなく「授乳期」「離乳初期・中期・後期」「離乳完了期」「幼児食期」に分け、それぞれの人数を把握している
□ 2.おやつや飲み物だけでなく、災害時の1食分の主食となる食品やおかずを用意している
□ 3.食物アレルギー、食事の形態、食べ慣れている食品などの個別の配慮事項を、保護者と確認し職員間で共有している
□ 4.使用するミルクの種類に応じて、安全な水・哺乳用品・衛生用品をそろえ、温度調整の方法まで決めている
<備蓄品を実際に提供するための備え>
□ 5.飲用、調乳、食品の準備、手指や器具の衛生など、用途ごとに必要な水の量を見込み、食器、スプーン、使い捨て手袋、ごみ袋までそろえている
□ 6.停電・断水・ガス停止時でも、備蓄場所から食品を取り出し、開封・加温して提供できる(備蓄場所と作業場所が被災後も安全に使えることを含む)
<支援を待つ間も保育を続けるための備え>
□ 7.保護者への引き渡しが終わるまでの時間や、園内で一夜を過ごす可能性を見込み、子どもと職員の食事・水分、職員の交代と休息を計画している
□ 8.行政から受けられる支援の内容・数量・受け取り方法・到着までの時間と、災害対策について相談できる行政窓口を確認している
□ 9.災害備蓄品の購入に使える補助金・助成金の有無を、自治体や制度の実施主体に確認している(施設整備や運営の既存制度が使える場合もある)
□ 10.備蓄食品を実際に1食分提供する訓練を行い、調理・加温する人、子どもを見守る人、配膳する人の役割と所要時間を確認している
【主な展示製品】
■ HOTPLUS マルチウォームバッグ
食品の加温に加え、粉ミルクの調乳などに使うお湯を確保できる袋型の加熱キットです。「災害食大賞(R)2022」で「復興支援賞」を受賞し、同賞における食品以外の製品として初の受賞となりました(主催者公表情報をもとに当社調べ)。
https://www.yamamotocorp.com/hotplus.html
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「HOTPLUS マルチウォームバッグ」加熱の様子
▼特徴
1.火・電気・ガスを使わずに発熱
発熱剤に水を加えるだけで発熱が始まり、災害時や停電時でも使用できます。
2.食品や水を蒸気で加温
発熱剤と水の反応で生じる蒸気を利用し、食品や水をバッグの中で温めます。
3.粉ミルクの調乳にも活用
バッグで温めた必要量のお湯を取り出し、哺乳瓶に注いで調乳できます。
■ HOTPLUS あったかフードボックス
液体ミルクや離乳食、パックご飯、レトルト食品など、複数の食品を同時に温められるボックス型の加熱キットです。2026年に「第1回災害食アワード」アイデア商品部門・優秀賞を受賞しました。
https://www.yamamotocorp.com/hotfoodbox.html
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複数の食品をまとめて加温できる「HOTPLUS あったかフードボックス」
▼特徴
1.複数の食品をまとめて加温
液体ミルクをはじめ、パックご飯、レトルト食品、缶詰などを一度に温められます。
2.乳幼児向けの備えに活用
複数本の液体ミルクをまとめて加温でき、保育施設や避難所における乳幼児の食事提供に役立ちます。
3.保育を担う職員の食事にも対応
乳幼児向け食品だけでなく、災害時にも保育を続ける職員の食事の加温にも活用できます。
ブースでは、2製品の大きさや用途の違いを実物で比較していただけます。園児数や子どもの食事形態、現在の備蓄内容に応じた製品の使い分け、必要数、保管方法、訓練への取り入れ方についてもご相談いただけます。セルフチェックで見つかった自施設の課題を整理してお持ちいただくことで、より具体的な備えの確認につなげられます。
【保育博2026 開催概要】
名称 : 保育博2026 -保育・教育ビジネス&サービスフェア-
会期 : 2026年11月19日(木)・20日(金)
時間 : 10:00~17:00(最終日は16:30まで)
会場 : 東京都立産業貿易センター 浜松町館(東京都港区海岸1-7-1)
主催 : 保育博実行委員会
運営 : メッセフランクフルト ジャパン株式会社
後援(予定): 東京都/一般社団法人全国児童発達支援協議会
入場料 : 無料(Web事前登録者または当日登録者)
公式サイト: https://hoikuhaku.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja.html
【当社の出展概要】
出展社名:有限会社山本商事
展示内容:HOTPLUS マルチウォームバッグ、HOTPLUS あったかフードボックス、
ミルク・離乳食の加温体験
【有限会社山本商事について】
有限会社山本商事は、鍵穴のないリモコン式電子錠や、水と反応して発熱する発熱剤を用いた食品加熱キットなど、防犯・防災製品の企画・開発・販売を行っています。製品の提供に加え、自治体や企業、各種施設への導入支援、防災訓練や展示会での実演・普及活動にも取り組んでいます。
代表取締役の山本 潤一は、一般社団法人日本災害食学会の理事および関西支部長を務めています。災害時にも温かく質のよい食事を提供できる環境の普及と、災害時の食に関する課題解決に取り組んでいます。
社名 : 有限会社山本商事
代表者 : 代表取締役 山本 潤一
設立 : 1991年3月
所在地 : 〒612-8445
京都市伏見区竹田浄菩提院町132 NUオフィス京都竹田5F
事業内容 : 防犯錠、発熱剤を使用した防災・アウトドア用品、
避難所用パーテーションなどの企画・開発・販売、
OEM受託開発、各種プロモーション・コンサルティング
ウェブサイト: https://www.yamamotocorp.com/
【関連情報】
・保育博2026「開催概要」 https://hoikuhaku.jp.messefrankfurt.com/tokyo/ja/facts-figures.html
・山本潤一・奥田和子「児童福祉施設における離乳食備蓄の現状と課題―兵庫県西宮市および名古屋市緑区の保育施設を対象として―」『日本災害食学会誌』13巻1号、61-67頁、2026年 国立国会図書館書誌情報: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I034675177
・文京区「妊産婦・乳児救護所」 https://www.city.bunkyo.lg.jp/b009/p000021.html
・NEXCO中日本・NEXCO西日本「NEXCO中・西日本における大雪時の当面の対応策について」 https://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/5647.html
別紙2: https://www.c-nexco.co.jp/images/news/5647/040c8d5b510339ce2fe7f21d1c51366b.pdf
・「HOTPLUS マルチウォームバッグ」災害食大賞(R)2022 復興支援賞 https://www.yamamotocorp.com/news2022_01.html
・「HOTPLUS あったかフードボックス」第1回災害食アワード アイデア商品部門・優秀賞 https://www.atpress.ne.jp/news/577482
