オール進学相談会
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/437843/LL_img_437843_1.jpg
オール進学相談会
2020年度から始まった大学入試改革。その最大の目的は、従来の「知識詰め込み型」教育から脱却し、思考力・判断力・表現力を育む「課題解決型」教育への転換にありました。これにより各大学は「アドミッション・ポリシー」を明確に掲げ、入試制度を見直し、多面的・総合的な評価を通じて、社会で活躍できる人材を選抜する新たな入試像が模索されています。
しかし、制度改革から5年が経過した今も、高校現場では依然として“偏差値”が進路選択の主要な基準となっており、受験対策や模試偏重の傾向が強く残っています。文部科学省は、私立大学を中心に2024年度からの5年間を「集中改革期間」と定め、学部再編や統合・廃止といった構造改革を促進する一方で、高校生が“進学先をどう選ぶべきか”に関する情報発信や教育的支援には、まだ課題が残されています。
そうした現状を打破すべく、当社では、進路イベントの新たな形として2024年度より『オール進学相談会 新さっぽろ会場』を開催しております。
■進学校の生徒に“未来を描くきっかけ”を届ける、道内初の試み
これまでキッズ・コーポレーションでは、年間で道内70校以上・延べ2万人を超える高校生に対して、進学ガイダンスやキャリア講演会を提供してきました。そのノウハウを活かし、今回の相談会では、従来の進路多様校だけでなく、難関大学進学を目指す高校およびその生徒を新たな対象としています。
進学校では模擬試験や学力向上のための講習が主な進路行事とされることが多く、学問や職業に対する具体的な理解を深める機会は限られています。しかしながら、大学選びとは単に「どこに入れるか」ではなく、「将来、どのような社会人になりたいか」を見据えて行うべき重要な意思決定です。
今回の相談会では、大学の学びと職業との関係、各分野の最新情報、リアルな社会で活躍する人々の声などを通して、生徒一人ひとりが“自分自身の将来像”を深く考える契機を提供します。
■情報過多の時代に、“今、知るべき情報”を届けるリアルイベント
スマートフォン一台で膨大な情報に触れられる時代、かえって“本当に必要な情報”を見つけることは難しくなっています。進学先や学部選びにおいても、情報の信頼性や文脈を読み解く力が問われる時代です。
「オール進学相談会」では、大学関係者や企業、キャリア教育の専門家が直接生徒と対話する形式を採用し、単なる学校案内では終わらない「REAL型」の情報提供を重視しています。この“顔が見える相談会”だからこそ得られる、進学パンフレットやウェブサイトでは得られないリアルな体験や気づきを届けることができます。
■進路指導とキャリア教育の架け橋を目指して
進学はゴールではなくスタート地点です。そして、将来を見据えた大学選びこそが、真の意味でのキャリア教育の出発点となります。進路選択を偏差値や世間体だけで行うのではなく、“「自分は何がしたいのか」、「社会にどう関わりたいのか」”という視点を持つことが、これからの時代の教育には求められています。
本相談会を通じて、私たちは高校生が自らの意思とビジョンを持って進路を選択するための“きっかけ”を提供したいと考えています。また、それに伴う教職員や保護者の意識変革も重要であり、イベント全体を通じて学校・生徒・保護者・大学・企業が共に考える進路支援の新しい形を提案していきます。
■イベント概要
【開催日程】 2025年7月17日(木)9:30~18:00
【開催場所】 アクセスサッポロ 大展示場
【高校生動員】終日約1,100名前後見込
【参加学校】 106校参加見込(国公立大学25校/私立大学40校/専門学校41校)
【参加高校】 二部制 来場無料
・第一部…指定の高校のみ参加
・第二部…16:00~
【本件に関するお問い合わせ先】
主催:株式会社キッズ・コーポレーション 北海道支社
担当:西田 邦彦
TEL :011-290-7700