「かつ波奈」と初提携
ナツメが食後のフルーツとして無料提供
スーパーを視察する高雄市の羅達生副市長
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/430227/LL_img_430227_1.jpg
「かつ波奈」と初提携
高雄市政府農業局(以下:農業局)は、株式会社マルエイホールディングス協力の下、2022年から4年連続で日本国内のスーパーで高雄産のナツメ、パイナップル、玉荷包ライチなどのプロモーション活動を実施してきました。
農業局のデータによると、2024年の高雄農産物の輸出量は7,124トン、生産額は3億元(ニュー台湾ドル)に達し、前年比22%増加(2023年は5,799トン)しました。
しかし、主な輸出先は日本ではあるもののナツメに関しては日本市場では普及率が低く、多くの消費者がまだ馴染みがないことを懸念しておりました。そこで、今年は初めて日本の飲食チェーン店と提携し、食後のフルーツとしてナツメを無料提供するという試みを図り、認知度向上に向けた取り組みを開始することにしました。まだナツメを食べたことがない多くの日本人消費者が、期間中に食べにきてもらえるよう呼びかけております。
一方、今年は飲食チェーン店と提携のほか、より消費者の日常生活に近づくため、地域型スーパーへのナツメの販売及び試食イベントも実施され、第二弾もこれから輸入される予定です。
「かつ波奈」及びスーパーを視察した高雄市の羅達生副市長によると、高雄産のナツメの栽培面積は台湾国内最大であり、そのナツメは良質な品質とサクサクとした甘い食感が特徴であるとのこと。さらに、「全国棗優質管理果園評鑑(台湾で行われる棗ナツメの高品質果園を評価する制度)」では常に高評価を受けており、近年は輸出成績も好調であると述べました。
さらに、日本市場でのナツメの認知度がまだ低いことに触れ、このたびの日本の飲食チェーン店との提携を通じて、日本人消費者の食文化に合わせた形で市場に浸透させることができることを嬉しく思い、ナツメの独特な風味を体験してもらうことで、より多くの日本人にナツメを知ってもらいたいと語りました。
なお、農業局は、台湾の果物が国際市場に進出するための新たなマーケティングモデルも計画しており、今後も日本市場との協力を深化させ、高雄の高品質農産物をさらに多くの販売チャネルに進出させることで、台湾農業の品質と潜在力を世界に発信していく予定です。