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12月14日、学校法人自由学園でアフリカ熱帯雨林地域の先住民族「ピグミー」に関するイベントを開催します


アフリカ中部の熱帯雨林地域で古くから独自の文化を維持している「ピグミー」と呼ばれる先住民族に焦点を当てたイベントが開催されます。特に、ピグミーの社会は男女や所得の格差が少なく、争いは長老によって仲裁されるなど、現代社会に欠けがちな調和を示しています。注目すべきは、自殺者が極めて少ない点です。現代の生活のストレスや孤独感を見つめ直す契機として、同イベントではアフリカ地域の研究者や参加者との対話を通じて学びを深めます。開催日は2024年12月14日で、自由学園にて一般公開される予定です。


〈「ピグミー」の方々の生活の様子 ※写真提供は西原智昭氏〉


〈「ピグミー」の方々の生活の様子 ※写真提供は西原智昭氏〉


〈来場するエリック・アンボロ氏(左)・ガストン・アベア氏(中)・リシャール・マロンガ氏(右)※写真提供はいずれも西原智昭氏〉


〈25年前の西原氏と現地の先住民族の人々 ※写真提供は西原智昭氏〉


開催の趣旨


アフリカ中部のコンゴや周辺諸国に広がる熱帯雨林地域では、現地の先住民族いわゆる「ピグミー」(以下、ピグミー)が長年にわたり独自の文化を築き、調和的な社会を維持しています。そこでは、男女や所得の格差、いじめや孤立といった現代社会が抱える問題が見られず、富を分かち合い、争いごとは長老が仲裁する仕組みが続いています。特筆すべきは、自殺者が非常に少ないことが報告されています。


画像 : https://newscast.jp/attachments/cXGvnOEB7oZ4nXGspkpi.jpeg
〈「ピグミー」の方々の生活の様子 ※写真提供は西原智昭氏〉


画像 : https://newscast.jp/attachments/p6jWnILqp9RcEa8c5NSO.jpeg
〈「ピグミー」の方々の生活の様子 ※写真提供は西原智昭氏〉


現代社会では、技術の進歩や便利なサービスに囲まれる一方で、ストレスや孤立感に悩む人が増えているという指摘があります。本イベントでは、そんな現代社会を見つめ直し、人間本来の生き方について考える機会を提供します。


画像 : https://newscast.jp/attachments/L8IiMkUEQpm1YFJNRgRe.png
〈来場するエリック・アンボロ氏(左)・ガストン・アベア氏(中)・リシャール・マロンガ氏(右)※写真提供はいずれも西原智昭氏〉


30年以上にわたり現地で野生生物の研究と生態系保全に取り組んできた西原智昭氏の協力のもと、ピグミーの方々および現地で活動する研究者を招き、対話を通じて学びを深めます。


画像 : https://newscast.jp/attachments/l3R0URsNDVMRbKXV15cM.jpeg
〈25年前の西原氏と現地の先住民族の人々 ※写真提供は西原智昭氏〉


注)「ピグミー」という呼称は、かつてヨーロッパ人がアフリカに入植した際に「背の低い人々」という意味で用いた言葉で、差別的な意味合いを含む可能性があります。
現在、現地の先住民族(狩猟採集民族)は、正式には地域ごとに…族という集団名が付されています。
ただ当事者である先住民族の方々も長年にわたり自身のことを「ピグミー」と呼ぶ習慣があり、
招へいにあたっては、各民族の総称として限定的に使用します。


イベント概要


開催日:2024年12月14日(土)
午前:学内向けイベント(本校生徒・学生対象)
午後:一般公開イベント(14:00~)


会場


自由学園


登壇者


・西原智昭氏(野生生物研究者)
・エリック・アンボロ氏
・ガストン・アベア氏
・リシャール・マロンガ氏


当日の流れ


1.西原氏による趣旨説明
2.招へい者とのトークショー
3.質疑応答


注意事項


・当日は14:00以降にご入場ください。
・敷地内は全面禁煙です。
・お飲み物の持ち込みは可能ですが、ごみは各自でお持ち帰りください。


自由学園とは


自由学園は「よりよい社会をつくる」ことを目指して創立されました。自然と共に生きる教育や多様性を学ぶ取り組みを行い、現代社会の課題に向き合いながら、未来への希望を育む活動を続けています。


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