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持続可能な社会と食の大切さを考える。生徒が作る給食でマクロビオティックを実践!



昨年12月のリハーサルの様子 中島デコさん(後列左から2番目) 平野幸子さん(後列右から2番目)



中島デコさん



学校法人自由学園(東久留米市)女子部では、日頃から生徒が昼食の調理を行っているが、2月16日(金)の調理にて、マクロビオティック料理に挑戦。学校の食事の見直しを考えていた生徒が立ち上がり、マクロビオティック料理研究家の中島デコ氏にご協力をお願いし、2時間で約300人分を20人程度で調理を行います。


画像 : https://newscast.jp/attachments/jZRbEwzF40JkbmTxoxYh.jpg
昨年12月のリハーサルの様子 中島デコさん(後列左から2番目) 平野幸子さん(後列右から2番目)


マクロビオティック実践の背景


自由学園では、100年前から「自分たちの生活は自分たちで創る」ことを目指して、生徒たちが中心となる学校づくりを実践してきました。その受け継がれてきた精神から、社会問題を自分事として捉える市民性が育まれており、自身の生活の中から課題を見つけることも自然に行われてきました。
来年度からの共生共学化に向けて生徒が生活を見直す機会も多く、食事について考えていた生徒がマクロビオティックへの理解を深める必要性を感じていました。動物性食品の使用を抑えることや、農園のオーガニック化、環境への配慮など、実際の学園での食事を通してマクロビオティックを校内でも広めようと考え、今回の実践にいたりました。
マクロビオティック料理研究家の中島デコさんに生徒が直接思いを伝え、サポートしていただけることになりました。


※マクロビオティックとは


食事や生活を通じて、健康を維持するための日本発祥の考え方。食事においては、穀物(特に玄米)、野菜、海藻、豆類、果物などの自然食品を中心とし、「身土不二」という地元のもの、旬のものを食べるという考え方や、「一物全体」という食物を丸ごと調理し全体をいただくという考え方を取り入れている。「ベジタリアン」とも混同されがちだが、「陰陽」の思想があることや、完全採食ではない点で異なる。ハリウッドスターやスーパーモデルの支持で一気に広がりを見せた。


リハーサルの実施


オンラインにて事前に打ち合わせをして献立を作成していただくにあたり、給食として取り入れていくために生徒から中島デコさんに下記のお願いをしました。
・中高生向けに、初めての人でも口にしやすい料理であること
・主菜、副菜、ごはん、汁物、デザートの献立
・技術的に、学校内で実践できること
・2時間で300人分を20名程度で調理できること
上記をもとに作成いただいた献立をもって、12月には中島デコさん、平野幸子さんを学校にお招きし、生徒8人と一緒に実際に作りながら当日の流れを整理していきました。リハーサルで使用する材料は、普段学校で使用しているものやオーガニックショップで生徒たちが購入してそろえました。無駄が出ない食材の使い方や、素材の味が生かされた食事を目の当たりにして、体にも地球にも優しい食のあり方を生徒たちは体感し、当日への期待を膨らませています。
中島デコさんらも、300人分のマクロビオティック料理を作ったことがないとのことでしたが、調理機材や学校で可能なことを確認していただきながら、生徒に丁寧にご教授いただきました。当日もサポートしていただきます。


【当日概要】


日程:2024年2月16日(金)
時間:3,4時間目(10:40~)
場所:自由学園女子部食堂


画像 : https://newscast.jp/attachments/lFifhGMbuxoxkX5FKhFn.jpg


中島デコ


マクロビオティック料理研究家


16歳でマクロビオティックに出会い、25歳から本格的に学び始める。1999年千葉県いすみ市に田畑つき古民家スペース「ブラウンズフィールド」を開き、世界各国から集まる若者達とともに、持続可能な自給的生活をめざす。ブラウンズフィールド内に、田園を望む週末カフェ「ライステラス」、イベント宿泊スペース「サグラダコミンカ」、ナチュラルオーベルジュ「慈慈の邸」をオープン。サスティナブルスクールやワークショップなどの企画運営をしつつ、国内外で、講演会やマクロビオティック料理講師として活躍中。『中島デコのマクロビオティック パンとおやつ』『中島デコのマクロビオティック ライステラスカフェ』など、料理本やエッセイ等、著書多数。


画像 : https://newscast.jp/attachments/VLXlBKuXMLF4DbRuHZqa.jpg
中島デコさん


【ブラウンズフィールド】


所在地:千葉県いすみ市岬町桑田1501-1
HP:https://brownsfield-jp.com/


学校法人自由学園


画像 : https://newscast.jp/attachments/Zc6X3JBfj1CR3r7G6iTV.jpg


1921年、日本初の女性新聞記者であった羽仁もと子と夫の羽仁吉一が東京・池袋に創立。校舎はフランク・ロイド・ライトと遠藤新が設計。1934年に南沢(東京・東久留米)に移転し、3万坪のキャンパスで未就園児から大学まで、自律型探求力と共生・共創力を育む一貫教育を行う。2021年に創立100周年を迎えた。これまで中等科・高等科は男女別学であったが、2024年4月からの男女共学化に向けて学園全体をアップデートしている。関連図書に『本物をまなぶ学校 自由学園』(婦人之友社)、『自由学園一〇〇年史』(自由学園出版局)など。デジタルアーカイブ『自由学園100年+』も公開している。


【学校概要】


学校名:学校法人自由学園
所在地:東京都東久留米市学園町1-8-15
設立: 1921年
HP:https://www.jiyu.ac.jp/


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