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ユーモア小説の大家・獅子文六原作 劇団NLT『喜劇 二階の女』上演決定 カンフェティでチケット発売







劇団NLT(東京都新宿区、代表:川端槇二)主催、『喜劇 二階の女』が2023年12月13日 (水) ~2023年12月17日 (日)に博品館劇場(東京都中央区銀座8-8-11)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて10月31日(火)11:00より発売中です。


カンフェティにてチケット発売中
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=75218&
公式ホームページ
http://www.nlt.co.jp/stage/nikainoonna2023/index.html


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【演出・鵜山仁】×【ユーモア小説家・獅子文六】×【NLT顧問・飯沢匡】による戦前の夫婦喜劇を上演


NLT顧問であった獅子文六(本名:岩田豊雄)と、喜劇路線の演出家飯沢匡の原作・脚本の「二階の女」は、岩田のユーモアと飯沢の知性が凝縮された作品である。このユーモアの再現こそNLTが、今行う意義と考えて上演する。演出は、リアルな人物造形への目配りと多角的な舞台空間の創造に定評のある鵜山仁を起用。NLTが目指す喜劇を生み出す。
圧力による主人公の夢への断念と、結婚の破錠。一見すると悲劇だが、対比を周りの人々との関わりで、笑いへと昇華する。NLTの適材適所を配した上で、文学座の釆澤靖起氏を迎え最善の配役とした。
戦争を想起させる、二階の女が最後に笑いながら去るのはなぜか。観客にこの意味を問いかけ、「海外の戦争」が身近に迫る現在、“新しい戦前”という言葉も生まれた今を、重ねて合わせてご覧頂きたい。


【『二階の女』あらすじ】


獅子文六の戦後に書かれた小説を、飯沢匡が今を予見する筆致で脚本化。
時代は昭和13年から16年の開戦の朝まで。千駄ヶ谷の借間。 ある日突然、この家に貴族院議員の星川侯爵が訪ねてくる。星川の用向きとは、開藩400年の記念事業として、藩史を編纂するので、執筆を史学研究中の山崎に依頼するためだった。星川は「史実であれば遠慮なく書いて欲しい」というが、藩史刊行会の会長である神代海軍大佐は不満げな様子。
山崎の周りは歓迎し、叔母のハルは強引に山崎の見合い話を進めて、つね子との結婚をまとめてしまう。山崎は、仕事も結婚も淡々と引き受けていく。
やがて時局は変わり編纂に神代大佐は口を挟むようになり、隣家の大家の主人の長男耕一は、海軍兵学校に進んでいたが、任官し潜水艦に勤務するようになる。一方つね子は、妊娠をする。そんな時、山崎が執筆を行う二階の仕事部屋に、女がいると、つね子は感じるようになり・・・。


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アッ、獅子文六!!!


獅子文六という作家をご存じでしょうか・・・。 誰それ?という方もいるかと思います。アッ名前だけは、という方も。
獅子文六 1893(明治26年)年7月1日 横浜市生まれ 1969年(昭和44年)没 本名岩田豊雄
日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章、文豪といってよい作家ですが、卓越したユーモアのセンスを持つ、大衆性を兼ね備えた小説を多数執筆した、昭和のベストセラー作家です。
映画化作品は『海軍』の他、1950年代~30年間の間に多くの作品が生み出されています。そして近年2017年にNHKで『悦ちゃん〜昭和駄目パパ恋物語〜』が土曜ドラマ化されました。
獅子文六は小説執筆のペンネーム(四四、十六のもじり)。 演劇活動は「岩田豊雄」本名で活動した文学界の二刀流作家です。
そして昭和初期の日本人男性にしては175センチの大男にして美食家で食いしん坊、国際結婚も何のその、3年間のフランス演劇研究で滞在中にマリー・ショウミーと結婚。(妻は日本になじめず病んでしまったのですが・・・)
かなりの破天荒な快楽主義者のような豪傑な人柄から執筆される小説は風刺のきいたユーモラスな作品で、昭和の作品でありながら令和の今日、色あせることなく、むしろ艶やかさを増した作品もあります。手にした一冊からむさぼるように読んでしまう、復刻版で愛読者になった世代が語る言葉です。
長編は作品が映画やテレビドラマになり、ご存じの方も多いと思うのですが、短編に関してはなかなか知ることが出来ませんでした。しかし今、獅子文六は復刻や電子書籍化が進み、短編も読めるようになってきています。
「ロボッチイヌ」は昭和34年に執筆されたとは思えないほど、日本の将来を見据えたヒューマンユーモア作品だし、「ライスカレー」は見習いコックの女給仕へのほのかな切ない恋心とブラックユーモアを織り交ぜたラブストーリー。
「芸術家」は自身のフランス滞在をモチーフにしたサスペンスコメディ。
などなど多種多様の作風で読者のハートを鷲掴みにする。短編なので30分以内で1作品完読できる!
1作品読み終わると心と脳が「おかわりっ」と叫んでる・・・不思議な作品たち。
やめられない止まらない・・・と表現した評伝があるが、まさにその通り!
忙しい現代社会の中でのほんのひと時獅子文六の世界にハマってみてはいかがでしょうか。
読者を不思議な空間にいざなう作家獅子文六 令和5年の推しメンです。
そして「二階の女」はヒューマン・ダーク・コメディというタッチで、令和の今、上演されようとしている。先ずは小説で獅子文六を読み、「二階の女」を観てはいかがでしょう。「二階の女」は現在では手にしにくい作品ですが、上演が終わるとNLTのネットショップでWEB版として販売されます。
獅子文六LOVE女子


原作者・脚色者・演出家


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原作者 獅子文六


獅子文六(しし ぶんろく、1893年(明治26年)7月1日 - 1969年(昭和44年)12月13日)は、日本の小説家、演出家。本名:岩田 豊雄(いわた とよお)。演劇の分野では本名で活動し、久保田万太郎、岸田国士らと文学座を創立して顧問となった。1964年NLT創立に際しては顧問を務め、NLTを名付けた。これは新文学座を意味するラテン語Neo Littérature Théâtreの頭文字である。
小説家としては、『悦ちゃん』などのユーモアに富む健全な家庭小説を書いて流行作家となり、戦中は本名で『海軍』を発表。戦後も『てんやわんや』『自由学校』『大番』などで人気を博した。『娘と私』はNHK朝ドラ第1作目の原作となる。「岩田のフランス演劇遊学を基礎としたユーモアのセンスが、1968年のNLT喜劇路線を生んだ源泉となっている。」
『二階の女』は戦争末期に3人目の妻の実家である宇和島市に疎開した時に愛媛新聞に連載された新聞小説である。愛媛県宇和島市津島町に句碑がある。
日本芸術院会員、文化勲章受章者。号は牡丹亭。


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脚色者 飯沢 匡


飯沢 匡(いいざわ ただす、1909年7月23日 - 1994年10月9日)は、日本の劇作家、演出家、小説家。本名は伊澤 紀(いざわ ただす)で、警視総監・貴族院議員・台湾総督を歴任した官僚政治家・伊澤多喜男の次男。1933年、東京朝日新聞社(現:朝日新聞東京本社)入社。学生時代から長岡輝子・森雅之・金杉惇郎らのテアトル・コメディに参加、1932年に劇「藤原閣下の燕尾服」で劇作家デビュー。飯沢匡という筆名は、朝日新聞社在職中、上司に隠れてNHKラジオのために台本を書いた際、アルバイトが露見しないようNHKの担当者に「印刷しては別人に見え、アナウンサーが発音すると本名のように聞こえるという名を考えてください」と頼んだところ勝手に命名されたものである。戦後『婦人朝日』『アサヒグラフ』編集長を務める。1954年退社。
文学座『北京の幽霊』で長編戯曲デビュー。1954年、「二号」で第一回岸田演劇賞、『ヘンゼルとグレーテル』でサンケイ児童出版文化賞、1957年NHK放送文化賞、1968年『五人のモヨノ』で読売文学賞、1983年日本芸術院会員。
NLTの喜劇路線第一作、「マカロニ金融」作:A・ユッソンの演出をした。『飯沢匡喜劇全集』全6巻がある。政治風刺劇のほか、NHKの子供番組の脚本で知られた。いわさきちひろ絵本美術館(現・ちひろ美術館・東京)初代館長でもある。黒柳徹子とは「ヤン坊ニン坊トン坊」以来師弟関係にある。


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演出家 鵜山 仁


慶應義塾大学文学部フランス文学科卒業。
舞台芸術学院を経て文学座附属演劇研究所に入所(17期)/1982年、座員に昇格。
ウィット溢れる演出術で俳優の意外な一面を引き出す手腕と、言葉から着想される膨大なイメージをあらゆる表現・素材を使って劇空間に現出させる力に定評がある。
2004年、第11回読売演劇大賞の大賞・最優秀演出家賞を受賞。その後も休む間も無く傑作を生み出し続ける。2007年6月~2010年8月、新国立劇場の第四代演劇芸術監督を務める。
主な代表作に『グリークス』(第25回紀伊國屋演劇賞団体賞)(文学座)、『コペンハーゲン』(新国立劇場/第9回読売演劇大賞優秀演出家賞)『父と暮せば』『円生と志ん生』(以上こまつ座)『ヘンリー六世』(新国立劇場)またオペラやミュージカルなどの演出も手懸ける。
NLTでは「オスカー」2004年、「しあわせの雨傘」2016年、「グッドピープル」2019年がある。


劇団NLTとは


フランスを中心とした、大人も楽しめるコメディを上演する劇団NLT。
文化庁主催芸術祭賞を4度受賞。現在までの上演作品は250以上。
演技部49名、文芸演出部・演出部7名、制作・事務局3名。代表 川端槇二。東京都新宿区内に稽古場、事務所を置く。
【過去作品など】http://www.nlt.co.jp/about/index.html


公演概要


劇団NLT No.169『喜劇 二階の女』
公演期間:2023年12月13日 (水) ~2023年12月17日 (日)
会場:博品館劇場(東京都中央区銀座8-8-11)
■出演者
山崎久彌(大学の講師)/釆澤靖起(文学座)
つね子 その妻/吉越千帆
恩田千助(久彌の伯父)/渡辺力
はる その妻/泉関奈津子
星川侯爵/川端槇二
神大海軍大佐/加納健次
小川茂吉(隣家の家主)/海宝弘之
かね その妻/阿知波悟美
耕一 その息子、海軍兵学校生/松木健
とも子 耕一の従妹で許嫁/小笠原里奈
鉢谷 つね子の育ての親/山田敦彦
とし子 その妻/杉山美穂子
中野まつ 大学研究室の助手/山﨑華奈
佐藤 山崎の友人/亀井惟志
女探偵/安奈ゆかり
■スタッフ
原作:獅子文六
脚本:飯沢匡
演出:鵜山仁  
美術:乘峯雅寛
照明:古宮俊昭
音響:小林史
衣裳:伊藤早苗
舞台監督:竹内一貴
制作:小川浩(NLT)、樋口正太(博品館劇場)
■公演スケジュール
12月13日(水)19:00
12月14日(木)14:00
12月15日(金)14:00
12月15日(金)19:00 ★金ヨル割
12月16日(土)13:00
12月17日(日)13:00
※開場は、開演の30分前です。
■チケット料金
一般:6,000円
特典付きチケット:7,500円
金ヨル割:4,000円(※12/15(金) 19時の回)
U-29:3,000円(NLT予約のみ。当日身分証明書提示必須)
(全席指定・税込)
【特典付きチケット】
[特典1]公演パンフレット
[特典2]舞台写真3枚セット
[特典3]原作小説「二階の女」オンライン購読権(期間限定)
[特典4(金ヨル限定)]本公演「二階の女」台本
※特典は当日劇場にてお渡し致します


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